前 副将の河原田健介です。
最後の私のブログです。
振り返るのは最後のブログだけだと決めていたので、今日は振り返ります。
まずは、全日本インカレ。
私にとっては最初で最後の全日本インカレ団体戦でした。
不思議と緊張というものはあまりせず、どちらかというと楽しみだなという気持ちで臨めました。
結果としては総合5位入賞で、3レースしかないなか自分をだせたと思うので、悔いはありません。
ただ心残りは、今年はいける!と思っていた470級入賞を果たせなかったことです。
しかし、これは結果なので受け止めるしかないと思っています。
全日本インカレについてはこのくらいで、私のヨット人生について振り返ると。
私は高校からヨットを始めました。
高校のときは全力のつもりでしたが、今思うとヨットという「競技」に真剣に取り組んではいませんでした。
しかし、その分なのかヨットが楽しくてたまりませんでした。
そして、大学になり、ヨットが好きだったので、九州大学ヨット部に入りました。
ここは、皆さんの知っての通り、勝ちにこだわる部活です。
私はヨットというものをこんなに勝ちにこだわってやったことがありませんでした。
自分にはヨットの才能がなかったみたいで、最初のうちは全然勝てませんし、高校に比べて部活の体制も厳しいので、1.2年生のうちははっきり言ってヨット部もヨットも楽しくなかったです。
勝ちたい気持ちはもちろんありましたが、スポーツというものへの真剣な取り組み方が分からなかったのでしょう。
あの頃の自分としては一生懸命取り組んでいるつもりでしたが、考えが甘いので、成果も上がらず、競技もつまらず。
1.2年生のうちはやっていて楽しいと思ったことは一度もありませんでした。
3年生になって、自分のやりたかったスキッパーをやらせていただいたのもあって、そして、段々と九州大学ヨット部が目指しているものが本当に分かってきたのもあって、真剣に取り組み始めました。
ですが、今まで大した努力もしていないので、すぐに成果が上がる訳もありません。
それでも負けず嫌いではありましたので、とにかく諦めずにがんばりました。
正直、3年のときは悔しい思い出しかありません。
4年になって、やっと前を走れるようになり始めました。
徐々に今まで自分がヨットに対して楽しいと思っていたものと別の楽しさが分かり始めました。
やっぱり、スポーツをする以上、勝たないとおもしろくありません。
そして、高校のときのヨットの楽しさと、勝つ楽しさ。
この2つを実感し始めた4年生は本当にヨットが楽しかったです。
4年生の自分の一年間は本当に貴重なもので、一生忘れることはないでしょう。
特に真剣な面も楽しい面も、そして、僕の性格も理解した上で一緒に一年以上乗ってくれた長尾には感謝です。
ほんとに楽しかったです。
来年もがんばれよ。
先輩にも後輩にも同期にも助けられました。
引退しても熱くアドバイスしてくださり、遠い大会まで応援に駆けつけてくださる先輩。
いつも真剣で、自分より後輩力としてもスポーツへの取り組みとしても優秀な後輩。
厳しいことを言ってくれる反面、経験者のくせに全然走らない自分を我慢強く見守ってくれた同期。
本当に感謝という一言ではおさまりません。
最終的に私が一番学んだことは、ありきたりなことで、「諦めない」ということです。
諦めたら試合終了とはよく言ったもので、諦めたら試合終了です。
諦めなければきっと道は開けます。
どんなにうまくいってなくても今までの自分の努力だけは信じてあげてください。
他にもたくさんのことを学ばせてもらいましたが、これだけでも学べた4年間というものは自分のこれからの人生の財産になると思います。
最後に、学校関係者の方々、帆友会の方々、平畑監督、応援してくださった方々、そして親に感謝しています。
私が4年間ヨットを自由にできたのも数々の方の支えがあったからだと思っています。
本当にお世話になりました。
以上で引退ブログとさせていただきます。
ありがとうございました。
失礼します。
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