選択

 

 

こんにちは。主将の佐伯です。

まず初めに、昨日無事に新しいレスキュー艇の進水式を終えることができました。

今回のレスキュー艇導入にあたり、予算確保や各種手続きにご尽力いただいた学務の方々、岡部会長をはじめとするOB・OGの皆様、そして山口先生など、大学関係者の皆様には心より感謝申し上げます。また、購入から整備に至るまで多大なるお力添えをいただいた広島の皆様(ウィンズボートセール広島様、ヤシママリンサービス様)、そして豊澄のお父様、本当にありがとうございました。皆様のサポートのおかげで、この日を迎えることができました。

これでようやく、部員全員がより安全に、限界まで日々の練習に打ち込める環境が整いました。

ただ、決してここで浮かれてはいけないと思っています。レスキュー艇が新しく高性能になったからといって、安全面が「完璧」になるわけではありません。海という自然を相手にする以上、慢心は最大の敵です。今回の真新しい艇の導入を、ただ喜ぶだけでなく、部員一人ひとりが「安全意識」をもう一度根底から見つめ直し、気を引き締める機会にしていきます。

 

 

さて、話は変わりますが、現在は新歓活動の真っ最中です。僕自身、新歓に関わるのは今年で3年目になりますが、毎年違ったカラーの新入生がいて本当に面白いなと感じています。今年の傾向としては、「やるからには本気でやりたい」という熱意を持った子が多く、主将としても非常に頼もしく、嬉しい限りです。

しかし、真剣に大学生活の4年間を考え、本気で向き合おうとしているからこそ、いざ「入部」という決断に対しては、慎重に思い悩んでいる子も多いように感じます。

そんな新入生のみんなに、僕から一つ伝えたいことがあります。

今、どれだけ頭を悩ませて完璧な選択をしたつもりでも、「あー、あっちの道(サークルや別の部活)にしておけばよかったかな」と後悔する瞬間は、この先の4年間で絶対に何回も来ます。厳しい冬の練習中や、思うように結果が出ない時、ふとそう頭をよぎることは誰にでもあるはずです。

おそらく、そうやって迷い続ける人は、どれだけ熟考してどの選択肢を選んだとしても、困難にぶつかるたびに同じように「別の道」を想像してしまうでしょう。冗談っぽく言えば、「そういう人はずっと幸せになれなさそうだな(笑)」なんて僕は思ってしまいます。

要するに言いたいのは、こういうことです。

あらゆる選択肢が無限にある現代だからこそ、「どの道を選ぶか」よりも、「直感で決めた自分の選択を、いかに努力して『正解』に近づけていくか」の方がずっと重要だということです。

僕が高校時代によく言われた「置かれた場所で咲きなさい」という言葉があります。ただ、これには一つだけ絶対の条件があると思っています。

それは、置かれた場所が「コンクリートの上」ではないことです。当たり前ですが、コンクリートの上ではどれだけ努力しても花は咲きません。しっかりと根を張れる豊かな土壌があって初めて、努力が実を結びます。

その点において、九大ヨット部は間違いなく、皆さんが大きく立派な花を咲かせることができる最高の環境だと断言できます。本気で上を目指せる熱量があり、本音でぶつかり合える仲間がいて、僕たちの挑戦を全力で支えてくださる多くの方々がいる。ここでは、流した汗や泥臭い努力が確実に自分の成長の糧になります。

悩むのは、自分の人生を本気で生きたい証拠です。でも、もし直感的に少しでもヨット部に惹かれている自分がいるなら、思い切ってこの土壌に飛び込んでみてください。

ヨット部に入部したら、絶対に後悔はさせません。その選択が「大正解」だったと胸を張って言えるような最高の4年間を、九大ヨット部主将として僕が保証します。