九州大学ヨット部副将・広報の田中神風です。
昨日で新人戦までの小戸での練習を終え、残るは鹿屋での調整のみとなりました。
11月に新幹部体制となってから、オフを含めてもう5か月が過ぎようとしています。早いものです。
さて、春練習は主にランニングと体幹トレーニングを中心としたフィジカルの強化、回航動作練習を中心とした基本動作の習得を行ってきました。
あくまで私個人の意見ですが、日々の練習では上達が見えなくとも、第7タームで行われた健一コーチによる合宿で、その成果がなかなかに表れていたように感じます。
持久走では、全部員が昨年よりもタイムを伸ばしており、日々のランニングの成果を実感することができました。
また、海上ではそれぞれの部員の上手下手に差はあれど、この春の練習で実力を伸ばせたと感じさせるものを各々が随所に見せています。それはレースにおけるスピードであったり、タック・ジャイブ・ラウンディングなどの動作であったりと様々ですが、何かしら成長の糧を日々得ていることは間違いないと思います。
ですが、合宿によって新たな課題も出てきました。
それは主にスターティングであり、艇を自由に動かす・止める技術です。
2人で操る470・snipeではコンビネーションも更に重要になるところでもあります。
必ず必要となり、大きな力となる部分であるため、今後の練習内容はそれを踏まえたものとしていきたいです。
今の時点での部内の雰囲気は、いい意味で飢えていると思います。
技術にも、勝利にも飢えている者が多く、現状で満足していない部員は多いのではないでしょうか。
しかし、個々が各々のことに意識を向け過ぎて、部全体としての団結力はあまり強まってはいないかもしれません。
それは皆を引っ張っていく立場である私たち幹部の責任だと思います。
後輩らが、自分は上手くなることだけを考えてヨットに専念して、部のことは私らに任せ、ただ背中をついていけばよいと思うような、更には、共に戦いたいと思うような幹部には、まだまだ成れていない。
部の副将として不甲斐無い限りですが、挫けている暇はありません。
個としても強く、そして集団となったときの力が加算でなく乗算で計算されるようなチームを目指して努力いたします。
現在の九州大学ヨット部が、過去と比べて濃い色を持つチームであることに疑いはありません。
全日本インカレでは、今よりも眩しく、鮮やかな色となることを期待していてください。
まずは新人戦。優勝を勝ち取りに参ります。
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