お世話になっております。
副将、主務、スナイプリーダーを務めました、橋元隆です。
ヨット部引退にあたり、挨拶として最後のブログを書きます。
まずは全日本インカレ総合6位入賞ということで、お祝いの言葉をたくさんいただきまして、ありがとうございます。
入部して以来4年間、多くの方にご支援いただき、祝っていただける結果を最後に残して引退を迎えることができて、本当に嬉しく思います。
私たちを、こんなに応援して支えていただいて、先輩方や家族には感謝の言葉でも言い尽くせません。本当にありがとうございました。
またこの1年、ヨット部の主務として活動し、至らない点が多かったかと思いますが、非常に多くのことを学ばせていただきました。この経験は将来の大きな財産になると思います。重ねて、ありがとうございました。
さて、私は小学生のジュニア時代から、かれこれ10年以上ヨットという競技を続けていますが、部活として、2人乗りや団体戦でヨットをするのは大学に入って初めて経験しました。大学でのヨットは、1人乗りや個人でするのとは全く違い、気持ちを同じくするチームメイトがいて、自分のためだけじゃなく彼らのためにも努力することが求められ、それ以上に彼らの努力にたくさん力をもらってきました。
一緒に戦う仲間に支えてもらうことの魅力を、より一層強く感じることができました。
スナイプチームのリーダーを任されてからも、チームをリードすることより、チームに支えてもらうことのほうが圧倒的に多かった1年でした。
去年の小戸での全日本インカレを終えて幹部になり、それまでレギュラーでありながらチームの足を引っ張る成績ばかり取ってきた自分が、スナイプリーダーを務めて本当に大丈夫なのかと、かなり不安でした。チームリーダーとしてふさわしい成績を出す自信がなく、それでもなんとかチームを牽引しよう、安心させようと思い、この1年あえて「誰よりもヨットレースを楽しむ」という目標を自分で掲げていました。結果として、今年のどの大会でも、最後のインカレの最終レースフィニッシュまで、心からヨットレースを楽しむことができました。これまでの経験の中でも、こんなにもヨットレースを楽しんだことはありませんでした。
今シーズン、そうやってレースを楽しめたのは、去年まで素晴らしい先輩方に育てていただいたからであり、多くの指導者に面倒を見ていただいたからであり、そして何より、練習についてきて、レースでは総合成績を引っ張れるまで成長してくれたスナイプチーム、クラスの得点で絶対に負けたくないと思わせてくれた470チーム、大会のたびにどんどん成長してサポートしてくれたマネージャーという、鍛え合い、信頼できるヨット部のメンバーとともに、自信を持って戦えたからでした。
本当に日本一になれると自信を持てるような最高のチームでした。みんな本当にありがとう。
しかし最後の最後にインカレで、スナイプチームは入賞すらできずクラス7位となり、みんなに賞を獲らせることができなかったことが本当に申し訳なく、自分がもう少し前で走れていればと思うと、悔しくて仕方ありません。
ただ、もうすでに新しい代が動きだし、スナイプチームは3年以下のメンバーのみで全日本スナイプ選手権に挑んでいます。思えば、去年の全日本スナイプはレース数が足らず不成立で幻の大会となったことを思い出し、九大の活躍とともに、今年の大会成立を願います。
最後に、後輩の今後のために何か言い残すとすれば、それは、選手もマネージャーもひとりひとりヨットレースを楽しんでほしいということ、そしてとにかくチームの成長と自分の成長は同じだと思ってチームを信頼してほしいということ、それだけです。
たくさん壁にぶつかっていくと思いますが、諦めずにやれば、大きく成長できます。頑張ってください。
それでは、ここで終わりたいと思います。
今までお世話になりました。本当にありがとうございました。
九州大学ヨット部
前副将、主務、スナイプリーダー
橋元隆
コメントをお書きください