引退の御挨拶

ブログ更新が遅れ申し訳ありません。

副将・広報・470リーダーをつとめました,田中神風です。


団体戦が終わってから随分と日が経ってしまいましたが,

最後のブログとして引退のご挨拶を書かせていただきます。


私が入部してからの4年間は,恐らく九大ヨット部においても重大な転換点だったのではないでしょうか。

全国に「九大あり」と轟かせるに至ったこの時期に,2年生のときはクルー,3年4年はスキッパーとして九大のレギュラーであったことは,大きな誇りです。

それでも,引退の年に九大の歴史を塗り替える成績を出せなかったことは残念でなりません。


この転換点において最も重要なファクターであったのは,やはり同期の田中航輝だと思います。

多くの先輩方,あるいは後輩たちが彼に強い刺激を受け,それは私も同じでした。

そして彼と同じ学年だったからこそ,どこの馬の骨かもわからぬ自分がNT選考レースへの出場や49er級での次世代強化合宿への参加など,本当に本当に素晴らしい経験が出来たと思います。


加えて,今や日本最高峰である土居一斗選手がいた日本経済大学という好敵手,ナショナルチームコーチである中村健一コーチからの数多くの指導など,考えられないほどの幸運の中でヨットができたことは,私の人生において最高の時間でした。



引退して思うことは,自分は本当にヨットのことだけを考えて部活をやり終えることが出来たということです。

部活動である以上,ヨットに関係の無い多くの雑務は必ず発生します。

しかし私は,下級生であったときは先輩方,幹部の際は同期,レース等ではマネージャー率いるサポートメンバーの支えによって自身のほとんどをヨットにのみ費やしていました。

今となっては恥ずかしい事実ではありますが,なんとも恵まれた環境であったことに感謝したいと思います。



なにやら自慢のような話が長くなってしまいましたが,終わりに後輩へ。

日本一になるには,陸でも海でも日本一の練習量と質が求められます。

少しでも上手くなるには,少しでも多くの努力と挑戦をしなければなりません。

妥協なき努力,飽くなき挑戦。

まだまだ九州大学ヨット部は日本一ではありません。

頑張れ。



最後になりましたが,

この4年間で多くの先輩方,監督,同期の皆,後輩たち,その他大勢の皆様の多大なるご支援ご協力を賜りまして,無事に現役生活を終えれたこと,心より感謝申し上げます。

部活動は引退いたしましたが,ヨットをやめるつもりはありませんし,まだまだ470にも乗るつもりです。

今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど,よろしくお願い申し上げます。



九州大学ヨット部

前副将・広報・470リーダー

田中神風