お世話になっております。2016年度九州大学ヨット部のマネージャーリーダー及び遠征計画部長を務めます、矢島ひかるです。主将、副将に引き続き、この場をお借りしてご挨拶申し上げます。
既報の通り、我々の今シーズンの目標は「全日本インカレ総合優勝」です。私からは、この目標を達成するためのマネージャー指針について述べさせていただきます。
九州大学ヨット部はマネージャー15名で活動しています。その中で私たちマネージャーの役割や活動範囲は年を経るごとに広がっており、今では日々の練習におけるレスキュー運営や食事づくりはもちろんのこと、選手のトレーニング管理、遠征先における部員の環境の確保、スケジュール管理、会計業務、備品管理、広報などあらゆる役割を担っています。レースにおいてサポートメンバーを率いているのもマネージャーであり、もはや私たちはチームにおいて「影で支える」という言葉は似合わない、存在と影響力を持っていると考えています。
しかし、このような役割をそつなくこなすことがマネージャーの役割であるとは思っていません。マネージャーとは、たとえレースに出場するのが選手であったとしても、目標に向かっていく上で発生する悩みや苦しみ、そしてそれらを乗り超えたときの喜びや楽しみを共有し、一緒に努力することができる仲間である。それが、マネージャーの存在意義ではないかと考えています。
こういった背景から、今シーズンは選手、マネージャー共にお互いの存在を当たり前のこととせず、お互いに理解し合い、励まし合い、リスペクトする気持ちを大事にし、真のパートナーとして結束し目標に向かっていこうという指針を立てました。
マネージャーだからこそ経験する目には見えない努力や苦労は数多くあります。それと同じように、マネージャーが理解できているようでできていない選手それぞれの努力や苦労があるはずです。
こういった一人一人の想いや努力というものを、チームの皆が共有し、認め合うことができたら、今までにない結束力と勝利への原動力が生まれ、自ずと「全日本インカレ総合優勝」という目標を達成することができると信じています。
そのために私はマネージャーリーダーとして、最後まで全力でマネージャーを引っ張り、全員の気持ちを一つに束ねていきます。
また、私は遠征の全てを計画し統括する「遠征計画部」の部長も兼任しています。
今シーズンも昨シーズン同様、60人規模の遠征を行うことになります。また、上位入賞の実力が伴ってきたことによって遠征に求められている質も高まってきています。
いかに、遠征先でもホームと変わらぬ良いコンディションで過ごすことができるか、一度に効率良く大人数を動かすことができるか、学生という身分に合わせた予算で遠征を行うことができるか等々、考えるべき課題は山積しています。
遠征計画部のメンバーで力を合わせて、レベルの高い遠征計画を立てていきたいと思います。
全日本インカレが開かれる蒲郡の地で、最後にチーム全員で最高の笑顔で締めくくるために、1年間努力し続けて参ります。
今後ともご声援のほど宜しくお願いいたします。
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