雪も溶けおわって

雪も溶け終わって

 

いつもお世話になっております、会計・渉外部長の冨田です。

 

先週の練習は数十年来の大寒波到来ということで土曜日だけの練習になってしまいました。実際日曜日や月曜日には街にチェーンをタイヤに巻いたバスがゴロゴロと大通りを走っていたり、ベランダの水槽の水が全て凍ってしまったりと九州にいるとは思えない天気でした。吹雪で窓の外が真っ白になることさえありました。

しかし今はもう土日に降り積もった雪を溶けさり、いつもの乾いた冷たい風が吹く福岡へと戻っています。

 

このように天気が少し乱れがちな福岡ですが、せっかくの練習がなくなってしまった日には迫りつつあるテストに向けて勉強するのが一番でしょう。世には“再試”などといういわゆる“救済”をはかってくれる教授がいるそうで、まさに神からの恩寵を受け取るように再試に望みをかける人たちもいるのもいるのではないでしょうか。もちろんヨット部にそんな人たちはいません。なぜなら再試とは大事な冬練が始まっている春休み中にあるからです。悪天候で練習できなくなるのは自然相手のスポーツでは仕方ないことですが、勉強不足で練習を休むのは如何なものか。と常々感じています。実際曲がりなりにも旧帝国大であることを誇りに思えるならば、進水式で来賓の方や、OBの先輩が言われたとおり高次な文武両道を目指し、九大生の中でもさらにエリートとして君臨すべき。というのが我々が目指すべき一九大生としての一つの到達点なのではないでしょうか。

 

かくいう私はつい先日まで西洋思想史という科目のテスト勉強に追われておりました。いわゆるプラトンとかアリストテレスとかが出てくる科目です。そこで出てきたのは英語のendという言葉には「終わり」という意味とともに「目的」という意味があることです。つまり自らの「目的」が果たせるかどうかは「終わり」が来ないと判断できないし、「終わり」が来た時初めて「目的」も果たせる(or果たせなかった)ということです。じゃあ一つの「終わり」を迎えた時、先輩たちは自分たちの「目的」(目標)についてどう思ったのか。それを知るいい機会が今週の土曜日に行われます。

 

追いコンですね。

 

90年続くヨット部の歴史の中でも史上初の2年連続総合入賞を果たした去年の先輩たちは何を思い、何をしたのか。後輩として多くを学べる先輩がたの旅立ちの雄姿を見れる貴重な機会です。僕個人として入部以来一番お世話になった先輩たちの追い出しということでとても楽しみ半分、寂しさ半分というところです。九大史上最強と言われた時代を作り出した先輩たちの最後の“部活動”に期待が高まります。現役部員は粗相のないように笑

 

長々と書いてしまいましたが、またこれからの練習と追いコンに向け体調を整えていきましょう。