明けましておめでとうございます。
主将の高山です。
これでブログを書くのが幹部になって4回目なのですが、元旦だから主将の僕が書こう!
ってわけじゃなくてたまたまローテが回ってきました。
なんたる偶然!
ということで2017年のトップバッターは僕がいただきます(笑)
書くことはやっぱり新年の抱負ですね。
もちろん今年の目標は九大ヨット部での「全日本インカレ総合優勝」です!
っていうのはもちろん皆さんご存知だと思いますので、まずは新体制が始まってからのこの1か月を振り返りつつ、全日本インカレ優勝へのアプローチを考えていこうと思います。
まず、去年も同じ目標をあげ必死に頑張ってきたのにそこに届かなかったのはなぜでしょうか?
それはやはりアプローチの仕方が間違っていたからだと僕は思います。
昨年の蒲郡での全日本インカレを終えて、例年はオフ期間に入るところを今年度はそのまま年末まで練習を行いました。
シーズンに入る前、新幹部で打ち合わせをする時間があまりなく十分な準備をできたとは決して言うことができませんでしたが、一つだけ徹底して部員に言い続けたことがありました。
それは「結果を変えるためには行動から変えていかなければならない」ということ。
ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ元コーチが「同じことを繰り返しながら違う結果を求めるのは狂気の沙汰だ。」という言葉を残しています。
言うは易く行うは難し。
「俺たちは絶対全日本インカレで優勝するんだ!」と口にすることは誰でもできます。
しかしそれを実現するのとしないのではどれだけの隔たりがあるでしょうか。
まず大切にしようと思ったことは事実の確認。
九州大学ヨット部は昨年総合優勝するとは言ってはいたが、最終成績は7位で入賞すらもできなかったという事実。
成績的に私立の強豪校に張り合うことなどできておらず、すでに全国的にみると強豪校ではなくなっているという事実。
そしてこれまで通りのやり方を貫いていても、決して全日本インカレ総合優勝は絶対にできないという事実。
まずはこれらの事実を胸に深く刻んだうえで活動を始めました。
今考えていること全部はとても書ききらないし、自分でもまだ答えは見つかりきっていない(もう見つかってるなら誰でも全日本インカレ優勝はできる)ので思いつくのを漠然といくつか書いてみたのですが、たぶん今の九大ヨット部は、部員から預かっている時間とお金を十分に活用することができていないように感じます。
せっかく50人弱の部員が、大学生活の大半をヨット部に捧げているのに、そのエネルギーが全日本インカレ総合優勝に一直線に向くことができていない。
それをでは誰が向けるのか?
それは主将。
主将である僕が先陣を切って理想的な方向に向けていかないといけないでしょう。
僕が今注目しているのは、京都大学。
ヨット部じゃないですよ。
京都大学アメフト部!
なんと全国のアメフト部で唯一、部活を法人化しているようです。
部活を行うにあたって金銭面というのは学生の永続的な悩みです。
そこに関してはどうしようもない大前提だと思い込んでしまっていますが、京都大学アメフト部は法人化に成功し、チームにスポンサーをつけることで、部費の徴収をゼロにすることができているようです。
京大アメフト部には国公立ながらも人工芝のグラウンド、巨大な観戦用スクリーンが設置されており、抜群に練習環境がいいらしい。
部費をゼロにすることで、部員が部活に集中できる。
集中するから結果が残る。
結果を残すとさらにスポンサーや学校が練習環境を整備してくれる。
そしてより練習効率が上がる。結果が残る。環境が整う。
という信じられないような好循環が生まれていることを、先日京都大学アメフト部の西村監督にお会いする機会があり、教えていただきました。
僕たちと同じ国公立大学の体育会系の部活として、すごく参考になる話です。
このように勝つことができる部活はやはり勝つための方法を考え、それを実行することができていると思います。
最近僕が心がけていることは、多くの人に話を聞いて(決して地域、業界に偏ってはいけない)、それを自身の行動に取り入れていくということです。
某W大ヨット部のH川さん(匿名希望)は、この考え方をTTP(徹底的にパクる)と呼んでいました。なんとなくパクるというと聞こえが悪く感じますが、それの何が悪いのでしょう。
先日小戸で練習を見てくださったノースセールの白石さんも上手な人間の走らせ方をまずはマネしてみろとおっしゃっていました。
確かに。
プライドなんて持ち合わせる意味ないですね。
チャレンジャーは勝つための行動を心がけていきます。
気持ちで勝つ!思いの強さは負けない!なんて言葉をかけるのは大切ですが、その言葉は僕たち幹部が全日本インカレ優勝へのルートをしっかりと作らないと意味がない。
いや意味がないというのは言い過ぎかもしれませんが、せっかくのエネルギーが全日本インカレ優勝にまっすぐ向かってない駄目です。
この1ヶ月で学んだことは多々ありましたが、結局は部員のために幹部の自分たちが全日本インカレ優勝への道を作っていかないといけないんだなということが一番の学びでした。
今はオフ期間です。
2月15日の冬練開始までにこの一か月の反省を生かして、練習面、組織面の大きな向上を図ろうと思います。
そして決して忘れてはならないこと。
先ほど僕は部員から時間とお金を預かっていると言いましたが、それ以上に大切な預かりものがあります。
それは部員の命です。
ヨットは素晴らしいスポーツですが、
自然を相手にしているために常に危険が伴っているという特性があります。
どれだけいい環境を作って、全日本インカレに臨んだとしても、部員全員がそろっていないと意味がない。
全日本インカレ優勝を目標にあげます。
しかし最低条件、うちの部員を絶対に死なせません。
今年でヨットをガチでするのは最後と決めています。
小学校1年生の時からヨットを始めてすでに十数年経ちましたが、この2017年が最も熱い僕の青春になるでしょう。
ところで王者早稲田の新主将は岡田圭樹になりましたね。
あいつとも小学1年のころからの付き合いです。
小学校の時から何回もレースしてきましたが、負けてばっかり。
でも1回だけレーザーの大会で勝ったことがあります。
天才のあいつに凡人の僕が必死に練習して勝ちとった優勝は今でも忘れない。
彼が主将挨拶で部員全員がヨットを楽しいと思える部活を作ると書いていました。
とても彼らしい挨拶だなと思いました(笑)
すみません話がそれました。
今回も必死に練習して必ず、けーじゅ率いる王者早稲田に勝ちます!
ってことが言いたかったのです。
最後一年、必死に努力して(感情論ではなく、正しいルートを作り、それの上を全力疾走するという意味)残り約300日となった全日本インカレ必ず九大ヨット部が優勝します。
年始早々つたない文章になって非常に申し訳ないのですが、簡単にまとめますと、
最低条件 部員全員で全日本インカレまで駆け抜ける。
到達目標 全日本インカレ総合優勝
です。
2017年は大きな偉業を成し遂げます。
関係者の皆様、今年も温かいご声援をどうぞよろしくお願い致します。
九州大学ヨット部主将
高山達矢
コメントをお書きください
赤穂達実 (月曜日, 02 1月 2017 08:58)
赤穂です。これまでで最高の主将挨拶だと思います。貴君の思いがひしひしと伝わってきます。京大アメフト部の話、興味深いですね。TPPもその通りだと思います。他人の良いところをマネで自分のものにすることが上達の近道です。
あとは、貴君の「熱い思い」が、54人の部員(新入部員が加わると70余人?)全体にどれだけ浸透するか?にかかっていると思います。貴君の「キャプテンシー」に期待しています。
高山達矢 (月曜日, 02 1月 2017 11:28)
赤穂先輩
コメントありがとうございます。部内でのモチベーションの共有は積極的に先輩後輩、470スナイプといった分け隔てないコミュニケーションを取り続けることが1番だと考えています。
また変化を起こすためには帆友会OBの先輩方を始めとする関係者の方々のご支援が必要不可欠になると思います。
至らない点も多々あるとは思いますが、暖かく見守っていただけると幸いに思います。この1年よろしくお願い致します。
高山達矢