こんばんは。佐藤菜々恵です。
ついに、最後のブログを書く時がやってきました。
樫藤と同じく文章力のない私は、平日の幹部ブログでは何を書こうかな~文字数足りないな~と毎回悩んだものですが、最後となるとやはり寂しさを感じるものですね。
今回は入部してから卒部するまでを振り返っていきたいと思います。
入部のきっかけはグラウンドガイダンスで当時新歓担当学年だった某関西弁スナイプクルーの先輩に声をかけていただいたことでした。
新歓に参加しヨットへ興味がわくも、そもそも部活に入る気のなかった私は1か月近く悩み続けました。
学部の先輩から体力的にきついという噂を聞いたり、同期に女子選手が誰もいなかったり…。
でも今では、悩んだ結果谷川さんの率いる九大ヨット部に惹かれ、思い切って入部して本当に良かったと思います。
2年に上がった冬練習から本格的に470に乗ることになり、同じ女子選手である明希子さんとペアを組むことになりました。
当時、筋力0で一切メインが引けず今考えるととんでもないセーリングをしていたなと思います。
明希子さんには本当にご迷惑をおかけしました…。
2年生での一番記憶に残っているレースシーンは、西日本インカレでの一コマです。
この大会には同期の名クルー河原田と一緒に出場したのですが、オーバーパワーで必死に1上に向かっているとなんだかうまそうな人に下受けされました。
よく見ると、高山の弟、高山大智君ではありませんか!
もう大興奮でした。
まあ、5分もすればかなた遥か先にさよならしてしまったのですが。(笑)
3年生でこれまた同期の金子と組むことになりました。
金子と組んだ1年間で、心身ともにかなり成長しました。
へっぽこスキッパーだった私と組み、レギュラーとして一緒に戦ってくれました。
4年生になって、初心者ながらもレギュラー争いに混ざれるレベルまでこれたのは金子の力がとても大きいです。ありがとう。
また、全日本インカレでは私の力不足でかなりの点数をたたいてしまいました。
この悔いを少しでも晴らせるように、と1年間がんばってきました。
4年では3年クルーの堀・岩井、そして女子インでは3年次に引き続きみなみと組みました。
この年、印象に残ったレースが3つあります。
1つ目は岩井と出場した九州インカレ個人戦。
あと2点というところで全日本への切符を手にすることができませんでした。
あの2下でジャイプしていなければ…、最終レースのスタートを成功させていれば…レースが終わってからしばらく思いだしては悔しさで涙を流す夜を過ごしました。
1年で一番悔しいレースとなりました。
岩井とは今年の一番長く組み、共に大きな成長をしてきたペアだと思っています。
来年の個選では絶対、全日本へ進んでね。
2つ目は堀と出場した全日本470です。
素直で少しおばかさんなことで有名な堀ですが、堀とは全日本470へ出場した海外の選手の中で対等に戦うことができた場面がありました。
東京オリンピックを見据えて出場していた金メダリストのベルチャーとミートし(かけ)た時は最高に盛り上がりました。笑
堀と組んだ期間はツッコミが追い付かなくて大変だったけど、喜びも、苦しみもクルーと一緒に味わうことのできる時間でした。
3つ目はみなみと出場した女子インです。
このレースは1年で、一番楽しさであふれる大会でした。
去年もみなみと出場しましたが、お互いその時に比べて多くの経験と知識を蓄え、話すレベルも走る位置も全く違いました。
鹿屋とセーリングをした練習やレース中にこれだけヨットに乗る楽しさを感じたのは初めてでした。
4年生ではインカレに出ることは叶いませんでしたが、共に切磋琢磨してきた同期や後輩たち、そして練習を支え、アドバイスを下さった先輩方の頑張りで勝ち取った総合5位入賞を誇りに思います。
ここまで長々と書いてきましたが、もう少しご辛抱を。
私にとって特別な存在な、後輩女子選手のみんなへ。
まず、みんな、1年間女子選手として一緒に頑張ってくれてありがとう。
普段は女も男も関係ない、と言っているけれど、やっぱり“女子“選手だから、ということで嫌な思いや悔しい思いをしたことがあったと思います。
それでも、日々いろんな意味で成長していくみんなを見て、とても頼もしく、うれしく思っていました。
私は、いつも女子選手のみんなの存在に支えられてきました。
個性豊かで、とてもかわいくて、大好きな女子選手のみんな。
これからも男たちに負けないよう、頑張ってね!
この4年間を通して何人もの人と一緒に470(たまにスナイプ)に乗りました。
そのすべての人、すべての出艇のおかげで今の私がいると思います。
それに、なんの知識もない私に細かく、ヨットについて教えてくれた先輩方。
どんなにしょうもないことでも真剣に相談に乗ってくれ、励ましてくださり、本当にありがとうございました。
また、マネージャーのみんな。
レスキューに乗って、たまに理不尽なことで怒られたりしても一生懸命サポートしてくれて、おいしいごはんを作って私たちに元気をくれてありがとう。
あなたたち一人一人の頑張りと存在は、きっとあなたたちが思っているよりも、私たち選手の心を支えてくれています。
4年間のヨット部生活を終え、このブログを機に振り返ると、多くの先輩方・同期・後輩の顔が浮かび上がり、その全員に感謝の気持ちでいっぱいなことに気づきました。
こんな素晴らしいメンバーの集まる九大ヨット部で過ごした大学生活は私の人生の財産となり、今後も自分自身の力となってくれることでしょう。
4年間、本当にありがとうございました。
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