引退挨拶 高山

こんにちは!

前主将の高山です。


引退ブログのトリを務めさせてもらいます。

ついに僕がブログを書くのも最後となりました。




全日本インカレが終わって2週間近くが経ちました。

最近は意外にも怠惰な生活などはしておらず、学校の図書館で午前中から勉強をしている毎日です。


夜も基本は誰かとご飯に行くことが多く、結構充実した日々を送っています。笑




この1年間を振り返っていきます。


この1年間本気で九大を日本一に導こうと思い、行動してきました!

ですが、はじめのうちは空回りすることが多かったです。


3艇目のレスキュー艇「しらたか」の導入、高木さんへのコーチの依頼をはじめとする沢山の勝つための改革を行おうとする中で、たくさんOBやマネージャーと衝突がありました。


「なんで勝ちたいという思いを分かってくれないんだろう!」と悔しくて涙する夜もありました。




ですが、


たくさんの人とたくさん対話、対話、対話を繰り返すうちになんとなく空回りする理由、僕に足りていないことが分かってきました。


それは九大ヨット部を応援する先輩方への「感謝」、そして僕についてくる仲間への「思いやり」というすごくありきたりですが、大切なことでした。


当たり前のことですが、組織で行動するするとき、「思いやりと感謝」がないと人は動かせません。

このことを実感できたことはヨット部で過ごした4年間で最も大きな収穫だったのではないかと思います。




なんとなくそれが分かってからは、段々と部活が回っていくようになりました。

そしてメキメキと実力をつけ、七大戦、九イン団戦では完全優勝を勝ち取ることが出来ました。


全日本のレベルとは大きな差がありますが、優勝する、戦いに勝つという喜びを部員全員で共有したいという思いはこの2つの大会でますます強くなりました。


そして勝つために重要なことも明らかになりました。

「当たり前のことを当たり前にする」

それだけです。


リコール、ケースを始めとする全日本インカレのタブーを練習の時から当たり前にしない。

常にレースの気持ちで練習に臨むということが最重要だと気づきました。


当たり前ですが。笑




もう皆さんご存知だと思いますが、

僕たちの集大成となる全日本での成績は、

470級8位、スナイプ級6位入賞、総合5位入賞というものでした。


目標としていた日本一を果たすことは出来ませんでしたが、3日目までの総合13位という絶望的な状況から部員全員が仲間を信じて、最後まで諦めず戦い抜いたことで、総合入賞を勝ち取ったことを僕は本当に誇りに思っています。


「仲間を信じる」「最後まで諦めない」って少年ジャ◯プかよ!とツッコミたくなるようなありきたりな言葉ですが、そういうくさい言葉が一番大切なんですね。

これから生きていく上でも、そんな少年の心を忘れずに生きていたいです。




ただ全3レースのうちにチームから横文字を2つも出してしまったことは悔やまれます。

最終レースで九大にも日本一になるポテンシャル(最終レース470級54点、スナイプ級24点、総合76点!!)が十分にあったと分かったからなおさら…。


全国の大学が目標にしていた日本一の栄光を掴んだのは同志社大学でした。

昨年まで三連覇をしていた早稲田大学との差は、一つも文字を取っていないこと、つまり「当たり前のことを当たり前にする」ということを徹底したことでした。


九大にも優勝するポテンシャルは十分にありました。

ただ横文字を2つ出したこと、当たり前のことを当たり前に出来なかったことが敗因となりました。


後に残る後輩たちには、この教訓を生かして普段の練習から「当たり前のことを当たり前にする」ことを徹底してもらいたいものです。

ということで、これからも頑張れよ!! 

槇原、永野!!




僕は小学1年の時からヨットをやっているのですが、ぶっちゃけるとヨットはそんなに好きではありませんでした。


学校でも「さすがヨットしてるから高山は違うなあ」なんて言われることはないですし、運動会でも活躍することはないですし、毎週土日を捧げないといけないし、冬は寒いし、ハイクアウトはきついし…。


あげていくとキリがないですね。笑




大学に入ってからは1年生の時からレギュラーで、残念ながら他の同期のように4年間を通しての成り上がりエピソードはないのですが、小学1年生の時から比べると実は結構上手くなってるんですよ。


中学のころまで、早稲田のケイジュとか、日大のマイブラザーとか何が楽しくてヨットにのめりこんでるのか全く分からなかったですし、なんであんなに上手なのか理解できないっていう感じでした。笑


副将の河原田がなかなか上手くならない、頑張り方が分からないと引退ブログに書いていましたが、その気持ちは本当に痛いほど分かります。


他の大学から始めたメンバーなんてなおさら、なんでヨットをこんなに熱心に取り組めるんだろうと驚いていましたし、ある意味尊敬に値するほどでした。いやほんとに。




ただ九大ヨット部に入って、日本一に向けて、みんなで一緒に練習する、ミーティングする、整備するということを繰り返していくうちにだんだんとヨットに対する僕の気持ちが変わっていきました。


少しでもみんなの上達の手助けになれば、少しでもチームの成績に貢献出来ればという思いから、これまで十何年間もヨットをやってきてよかったなと思うようになりました。


そして徐々に上手くなってきて全国でも戦えるようになってからは、すごくヨットが好きになっていました。


ということでこれほどお金と時間のかかるヨットをさせてくれた両親には本当に感謝しています。照れくさいですが。




九大ヨット部には本当にいろいろなことを学ばせてもらいました。


「思いやりと感謝」「仲間を信じる」「最後まで諦めない」ということから始まるたくさんの当たり前なこと。


入部したときはろくでもなかった僕がこんな大切なことを学べたのは九大ヨット部に入学したからです。


何度人生をやり直すことになったとしても、僕は九大ヨット部を選ぶでしょう。


僕はこれからも大きな目標を持って挑戦し続ける人生を歩んでいきたいなと思っています。

ヨット部で学んだ「当たり前なこと」をこれからも大切にしていきたいです。




長くなってきていますが、

少しこのブログについて振り返っていこうと思います。


一番はじめの新入生ブログでも書いたかもしれませんが、僕はこのブログを高校2年の秋からずーーっと読み続けていました。


高校時代にヨット部として活動してなかった僕は文武両道を貫く九大ヨット部にずーーっと憧れていました。


どんなに受験勉強が辛くても、その度に九大ヨット部のHPを見てモチベーションを保って来ました。


僕の代になってからブログの更新頻度が上がったと思いませんか?

それは僕が裏で広報に圧力をかけていたからです。


きっと僕みたいにブログの更新が途絶えたら悲しむ読者がいるのではないかと思ってのことだったのですが…。


喜んで頂けたでしょうか?笑


あと広報のみんな、この1年間ずっと圧をかけ続けてごめんね。

そして今回はじめて〆切過ぎました。それも含めてごめん!


さきの言う通り、足りない語彙力で文章を書こうとするとすごい時間がかりました。笑




本当に最後です!


この4年間OB、県連、学校関係者をはじめとする多くの方々、本当にありがとうございました!


そして同期のみんな、後輩たち、本当にありがとう!


とにかく九大ヨット部で過ごした4年間は幸せでした!


これからも九大ヨット部OBとして精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします!!


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コメント: 2
  • #1

    赤穂達実 (土曜日, 18 11月 2017 13:57)

    高山主将4年間おつかれさまでした。確かにブログの更新頻度が上がったな と感じていました。ただ私としては毎日更新が理想であり、その気になれば実現できると信じています。ヨット部および帆友会の更なる活性化のためには、情報発信、情報の共有が不可欠であると信じています。「ヨット部の今」を生き生きと伝えることがより多くのOBの人たちの共感を呼び、より多くの支援、協力につながると思います。全日本インカレ入賞校の常連になりつつある今、そのことを次の代に伝えて欲しいと思います。君の「圧」なら大丈夫でしょう。

  • #2

    高山達矢 (土曜日, 18 11月 2017 14:37)

    赤穂先輩

    高山です。
    ご指摘のお言葉ありがとうございます。

    私も代交代をした時から毎日更新をモットーにしていたのですが、恥ずかしいことに完全には徹底することが出来ませんでした。

    これは広報係だけでなく、〆切を徹底出来ないなどから見られる、広報の重要性が浸透していない部全体の責任だと考えています。

    これからはOBを代表して私が広報へ「圧」となり、赤穂先輩のお手を煩わせないように努めて参ります!

    今後とも現役へのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

    高山達矢