思い出のレース

こんばんは!

 

副将の内藤です。

今回は、他大学のブログに習って「〜思い出のレース〜」について書きたいと思います。

 

僕の思い出のレースは

「第81回全日本インカレ団体戦第2レース」です。

 

二年生で迎えたこのインカレは、自分は支援艇から見守っていました。

この年のクルー争いに見事に敗れ、自分としてはやりきれない思いはありましたが、全力でサポートに徹しようと臨んだ大会でした。

 

蒲郡で行われたこの大会は初日から爆風に見舞われ、その日行われた第2レースは正にサバイバルコンディションとなりました。

 

自分はフィニッシュ際で着順を取るために待ち構えていたのですが、一位の艇がフィニッシュしてからポツリポツリとしか艇が帰って来ません。

 

たまに表れて3マークを回航しようとする艇もフィニッシュを目前にしてジャイブ沈。

 

この海面にスナイプ70艇が浮かんでいる事が信じられないくらい船の気配がせず、本当に誰か死んでしまっているんじゃないかというくらいの状況でした。

フィニッシュボート付近で一位の艇がフィニッシュしてからかれこれ十数分経った頃、2マークとは全く違う方向から待ちわびた31335が現れました。

沈しないようにアビームを走ってきた31335は3マークのジャイブも見事に決め、DNFまで残り30秒のところでフィニッシュしました。

 

鳥肌でした(ブルブル)

 

 

そのレースは結局72艇中わずか7艇しかフィニッシュできず、フィニッシュ出来た艇がチームにいるだけで大きく有利に立てました。

その時31335に乗っていたのが、スナイプリーダーの牧野先輩で、4年の意地というか、本当に気持ちの強さのフィニッシュを見せて頂きました。

それまでは若干のレギュラーになれなかった悔しさと共に応援していたのが、あの牧野先輩の姿を見た時、

「この人達に本気で頑張ってもらいたい!勝ってほしい!」

と心から応援したくなり、涙が出そうになりました。

感動です。

 

違うレースになりますが、

昨年の福井インカレも最終日ドラマが起こり、大逆転での入賞劇がありました。そこにもやはり大きな感動がありました。

 

先輩方の本気で取り組む姿、苦しむ姿、ふざける姿(笑)があったからこそあれだけの感動が生まれたのかなと思います。

それほどまでに大きな感動を生み出せるって凄いことです。

そういう活動をしたいです。

 

優勝する努力をして全日本インカレ総合優勝した先にはどんな感動があるんでしょうか?!

 

とても気になります。