お久しぶりです。
4年の鄭です。
この間ブログを書いたのは遠征中だったでしょうか。
あっという間に夏練習も終わり、秋らしい天気になりました。
引退まであと二回しか全体練習がないことに、あまり実感が湧いていません。
平日ほぼ毎日ハーバーにはいるのですが。笑
センチメンタルな気分になっていても仕方がないので、いつも通り声を出して気合い入れて練習したいと思います。
さて、この夏はたくさん遠征に行きました。
全日本470から全日本個人戦、女子イン。
どれも他水域の友達と親睦を深める貴重な機会となりました。新しい友達もたくさんできました。
後輩に私が大事だと考えていることを伝えるとすれば、他大学(特に他水域)と交流を持つことです。
私はジュニアからヨットを始めただけあり、ジュニア時代の友達や高校時代の友達が多く大学ヨット部にいました。
その繋がりで仲良くなった大学からの友達もいます。
特に航輝先輩の妹のみさき(この夏何度似てると言われたか…自分達は否定しているのですが)のおかげで、年齢関係なく関わりができました。
ここまで聞くと私は何も努力せず、勝手に交友関係ができているように感じられます。
しかし、私も勇気を振り絞って始めの一歩を踏み出してきたのです。
私は中学生の頃から「上手い人に質問する」ということを自分の中で大事にしていました。
もちろん自分の友達にも自分より上手い人はいるのですが、それで満足していたらそのレベルになってしまいます。
また、ヨットは正解が一つではないため、上手い人にも様々な答えを持っています。
当時みさきと実力差が大きく、毎日悔しい思いをしていた私は、勇気を出して当時日本一の選手に質問しに行きました。
恐々声をかけて振り返った彼は、とても親切に質問に答えてくれました(最後に「で、君誰だっけ?」と聞かれましたが)。
その時から私は何度か質問するようになりました。
すると、いつかのレースの時、着岸後にまた質問しに行くと、レースでのタックポイントについてまで見てくれるようになりました。
今も会ったら必ず話し、たまに相談にも乗ってくださる頼りになる先輩です。
長々と何が言いたいかというと、最初に話しかける側は恥ずかしかったり怖かったりするのですが、相手は絶対に(なんだこいつ…キモ。)みたいなことは思いません。
大学生になってからもたくさんの始めの一歩を踏み出しました。
知らない人でも、速い学生がいたらとりあえず仲良くなろうとしてきました。
今年も慶應の主将や広島大の470スキッパーと仲良くなり(少なくとも私はそう思っています。笑)、関大や東大にライバルができました。
また、幸運にも何度か始めの一歩を踏み出してもらえることもありました。
彼らも勇気を出して歩み寄ってくれたんだと思います。
私は今、お互いに切磋琢磨できるライバルや、自分にまだ上があることを教えてくれる大切な友達がたくさんいます。
どうか後輩のみんなにもこの気持ちを知ってほしい。
同じ九大の同期はもちろん大切だけれど、レースの時にしか会えない、悔しいや嬉しいを共有できる大切な仲間を持って欲しい。
私のヨット人生での一番の財産は人との繋がりだと、自信を持って答えられます。
みんなも勇気を出して、一歩踏み出して見てください。
さて、そんなライバルたちに会えるまであと少し。
関東ではレベルの高い争いが繰り広げられていましたが、私達もいるんだということを忘れられないよう、残りの時間を大事にしていきます。
あと少しですが、見守っていただけると幸いです。
拙い文章となってしまいましたが、読んでいただきありがとうございます。
それでは失礼します。
コメントをお書きください