引退ブログ 宮田龍之介

お世話になっております。

4年470の宮田龍之介です。

最後に書きたいことが多すぎて、実はFacebookで個人的に引退ブログっぽいものを半分ほど書いてしまいました。

ここで書く内容は自分にとっては「後半部分」です。前半が気になる方は是非フォローリクエストをお願いします!

 

それでは、今年一年を振り返ります。

前年度の全日本インカレが終わった後、11月はひたすら整備をし、12月は後輩とペアを組み動作練習をしました。この時期は部活動と並行して某ファーストフード店でアルバイトを始め、また、OB会誌である玄海67号の編集に携わりました。6万円もするドライスーツを買ったことで平日練習に行くモチベーションが確保され、平畑監督から「気温が低いからやめた方がいいのではないか」と言われながらも一艇で強風の今津湾に飛び込んでいったことは今でも覚えています。

そのおかげか、忘年会で同期からもらったありがとうカードには「最近頑張ってるね」といった内容が多く、とても嬉しかったです。

 

春の練習で初めて堀とペアになり、ここで自分はだんだんと本当の意味での「意識の高い練習」ができるようになりました。ボートスピードのみで挑んだ最初の部内レースでは全レース同じ順位を取って2番艇の座を勝ち取りました。その日の夜に堀と石原と祝勝会をしたのがいい思い出です。

しかし、長崎の新人戦ではスタートは決まらず、リーチングの走り方が分からず、フリーのコース取りも全くわからないまま微妙な順位を取り続けました。もう少しやれると思っていたのにまさかこんな結果になるとは。なんとも言えない気持ちでした。

 

2度目の遠征となったセール広島では、今度は同じ国立大学の岡山大学に全く歯が立ちませんでした。

この日以来、何かある度に岡山大学を意識することが多くなりました。

 

また、今年は夏の長期遠征に参加することができました。宿では楽しく過ごしていたものの、肝心のレースで全然結果が出ず複雑な気持ちでした。

 

難しいレースが多かったですが、負けた原因を見つけると、必ず誰かがヒントを教えてくれました。今年は良かったレースも悪かったレースも1つ残らず成長する場にできた気がします。

 

全日本インカレ団体戦は、自分にとって一番思い出に残るレースとなりました。結果はみなさんご存知かと思いますが、今年は総合5位となりました。470級は入賞しました!初日に自分にとって最高・最低両方のパフォーマンスを発揮したことで気持ちに余裕ができたのか、あまり大きく崩さずにレースをこなすことができたと思います。それでも各場面を思い出すと「もっと練習しておけばよかった」と思えるような展開はたくさんあり、自分にとってこの一年間が短かったこと、この一年間を有効に使い切れなかったことを痛感しました。

一緒に戦ってくれたレギュラーのみんな、サポートのみんな、応援してくださったOBOGの方々や保護者の皆様、ありがとうございました。

 

思い返すと入部から引退まで、数えきれない程たくさんの方々にお世話になりました。どう感謝していいか分からないくらいです。とにかくみなさん、本当にありがとうございました。

 

決して毎日楽しい日々だったわけではなく、辞めた方が楽なんじゃないかと思うことが多かったです。

ですが、たまたま自分には他にやりたいことが全く思いつかず、「ヨットが一番やりたいこと」のまま引退を迎えました。

自分はあまり研究熱心ではなく、どちらかというとチームの中でも知識が乏しいタイプでした。人脈の広い愛梨や、自分よりずっと研究熱心だった淳平やその他コミュニケーション能力の高い同期や後輩たちから知識を盗みつつなんとかやってこれたのですが、ヨットに関して自分は本当に頼りない人間だったと思います。みんなごめんね。

 

そんな僕ですが、後輩たちから少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。自分だけじゃなく、この代は大学までヨットのヨの字も知らなかったような人々の集まりでした。正直日本一を口にするのもおこがましいんじゃないかと思えるような集団でしたが、なんとか今年、日本一の鍵を掴めた気がします。来年は優勝するかもしれません。個人的には非常に応援しがいのあるチームになると思います。

 

結局長々と書いてしまいました。もっと書きたいことがたくさんありますが、同期の誰かが必ず同じようなことを書くと思います。自分の話だけさせていただきました。

 

最後に。特に光る才能を持った人がいるわけではなく、努力のみで競い合える最高の場となるのがこれからの九州大学ヨット部です。

永野、今西、福本、芝、えいご、ひな、もりな、野妻、竹下、石原、

やる気と行動力さえあればなんとかなるよ!

じゃあね!

 

それでは、失礼します。