引退ブログ 荒河風夏

こんにちは。

4年の荒河風夏です。

 

最後のインカレが終わって、5日立ちましたが、未だに実感が湧いていません。明日の土曜日も朝から練習があるようなそんな気分です。きっと、明日の朝、練習がなくて、引退したのか、、、と実感するんだろうなと思っています。

 

さて、引退のブログを書くにあたって、代の初めに書いた、新幹部挨拶の決意表明を読み返してみました。それを振り返りながら書こうと思います。

 

「努力に勝る才能はない」

自分たちには、スター選手も圧倒的なリーダーもいない。だから、誰よりも努力する代でありたい。

この1年、最初にブログに書いたその思いを胸に日本一を目指してきました。

でも、実際、代交代ミーティングで、長尾が主将挨拶の中で、蒲郡で日本一になった想像してみようといった時、私は日本一が遠すぎて、うまく想像できませんでした。これまで引っ張ってくださった先輩方が引退して、自分たちがどこまでできるのか不安でした。長崎の新人戦で惨敗した時、九州内でも勝てないのに日本一なんて何を言ってるんだろうと情けなく思いました。

しかし、蒲郡のレース前日の夜、長尾がもう一度、主将挨拶を読んだ時、頭の中にはっきりと浮かんだ自分たちが優勝したときの風景に思わず、鳥肌が立ちました。自分たちはここまで成長できたのだ、自分たちが1年間必死にやってきたことは間違ってなかったのだと早くも泣きそうになりました。

結局、最後まで、私たちの代にスター選手も、圧倒的なリーダーもいなかったし、日本一までは届かなかったけれど、総合5位、この成績は最初に立てた「努力に勝る才能はない」というスローガンを体現できたと言っていいんじゃないかと思っています。

 

 

そしてもう1つ。私は自分が走って日本一をとりたいと決意を語っていました。

1年間しつこいほど、成績が出なくて落ち込んでいる時も、レギュラーになりたいと言い続け、自分を奮い立たせて頑張ってきました。実際、その目標にあと一歩、手が届きそうなところまで来ました。でも、インカレに出場することはできなかった。

そんな私だから、あえて後輩選手のみんなにに伝えたいです。

絶対にレギュラーを勝ち取ってください。必死に、レギュラーを目指して努力して下さい。

たしかに、みんなで掴んだ総合5位だと思います。自分が、レギュラーを目指して、部内でバチバチしながら切磋琢磨したことはチームにとって無駄ではなかったと思っています。でも、やっぱり、自分が走らないと意味がない。どんな結果でも、やっぱり、悔しい。チームの仲間か前を走ってくれて、本当に嬉しかったけど、あれが自分だったら、と思わずにはいられませんでした。自分の努力不足を痛感させられました。

もちろん、みんな、来年のレギュラーを目指して熱い想いを持っていることだろうと思います。レギュラーを目指してない選手なんていないと思います。今の九大のようなチームなら、誰よりも努力した人がレギュラーになれます。全員がレギュラーになれるなんて甘い世界ではないけれど、絶対に負けないでほしい。そんな強い想いを持ってほしいと思います。きっと、その想いが九大を強くしてくれると信じています。わたしの雪辱は、来年笹川が晴らしてくれると言ってくれたので、信じて引退しようと思います。

 

最後まで、レギュラーに未練タラタラなブログになってしまいました。すみません。

 

でも、だからといって、胸を張って笑顔で引退できなかったわけじゃありません。

ヨット部での4年間(まとめると、自分の不甲斐なさに落胆して、辛いこと、悔しいことがありすぎてありすぎて、泣きながら自転車を漕いで帰った日もあったなぁなんて思いながら、それでも通い続けたハーバーは夕日がきれいで、食当のご飯がおいしくて、先輩方の下ネタに爆笑しながら、それでも先輩たちはかっこよくて、レースで上位をとって褒められたら嬉しくて、スナイプに乗ることが本当に楽しかった、そんな4年間)は、控えめにいっても最高の4年間でした。たくさん成長できました。いろんな出会いをすることができました。

入学式で、先輩方に携帯を奪われ、無理やり試乗会の予約を送らされたあの日には、こんなにヨットが、ヨット部が好きになるなんて思ってもみませんでした。携帯を奪われた先輩方には本当に感謝ですね。笑笑

日本一をめざして本気で取り組んだこの4年間はかけがえのない素晴らしい宝物です。この宝物を抱えて胸を張って引退しようと思います。

 

最後に。

この4年間、多くの方々に支えられてきました。たくさんのことを教えてくださった先輩方、かわいい後輩達、何だかんだで応援してくれた家族、本当に大好きな同期のみんな、応援してくださった全ての方々に、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

長くなってしまいましたが、読んでくださりありがとうございます。これを書き終えてしまうと、本当に引退なんだと悲しくなりそうで終わりたくないのですが、この辺で失礼させていただきます。

 

九大ヨット部に入って本当に良かったです。今後の九大ヨット部のさらなる活躍を期待しています!

 

ありがとうございました!