こんにちは。
4年レース技術部長の西山彰です。
僕の卒論テーマが決まりました。研究に使用する計測器も設定済み、準備完了です。
怖いものなしです。
今西君が言ってたように、これからどんどん平日練に出ようと思います。もちろん、研究室にもいきます・・・おそらく。
さて、今回はヨット部において、革新的な出来事が起きたので紹介させていいただきたいと思います。題目にもありますが、現在、筋トレ・ランニングの報告率が100%になっていることです。
九州大学ヨット部の選手には、平日のトレーニングとして週4日のランニングと週2日以上の筋トレを課しています。選手は、各クラスのポジションごとに分かれたライングループに所属し、そこでトレーニングの報告を行っています。このトレーニングメニューですが、バイトや平日練習、整備、授業のレポートに追われる選手にとって、意外にハードで時間を作ることが大変だと思います。
この筋トレラインの報告ですが、4年以上前から行われています。僕が1年生のころからありました。もっと前からあるのかもしれません。しかし、チームで決めたトレーニングにもかかわらず、その報告を忘れる人がいたり、本当にしっかり行っているのかよくわからない現状が続いたりしていました。
自分たちで決めたことです。それさえもできなければ、チームで目標にしていることから遠ざかっていくような気がします。
では、どのようにしてチーム全員の報告を100%にしたのかといいますと、具体的に変えたことは1つです。ランタスティックというアプリを導入したことだけです。このアプリは、GPSを使いペース、距離、タイムを算出してくれるすぐれものです。このアプリの結果を報告してもらうようにしました。良い点は、走る行為に対するフィードバックが得られるため、トレーニングのコントロールがしやすいことと、確実に自分がやった成果を見える化できたことにあります。部員のモチベーションにもつながり本当に良いことだと、思っています。
しかし、重要なことはそこではありません。おそらく良いとされるこの取り組みを継続できるかが、今後問われる最も大切なことだと思います。
私は、役職上、過去の先輩方から培われたトレーニングや練習メニューを分析、改良する立場にあります。4年の経過を見ても多くのメニューや取り組みが変化しました。効率の悪いものは消えっていったり、良いと思われるものがなくなったりとさまざまです。しかし、意外に残っていくものが少ないと感じることもあります。そのとき、先輩からいただいた言葉を思い出しました。
『変化することは、簡単。理由をつければどうとでもなる。けれど、何かを変えるときにはアンフリーズ、チェンジ、リフリーズのステップがかかせない。』
これは変化に対して氷のように身を固くしている人に対して、多様な方向性を提示し変化を促し、変化が後戻りしないように再度固めるというステップのことだそうです。変化が正しかったと確信でき、それを習慣化できる仕掛けが重要になるそうです。
よく『昔と変わった』『前の時代はもっと良かった』と言われる経験があります。なぜ良いとされるものがなくなってしまったのでしょうか。考えなくてはいけません。もしかすると
そこには、私たちは多くの先輩方が大切に残してきた手法や伝統または良いと思って変化してきたことを習慣化できていないのかもしれません。それは、見直していかなくてはいけません。
僕たちの4年生から新たに取り組んだこともあります。きっと、良いことも悪いことも。
何を習慣化し残していくのかを、九大ヨット部がこれからも発展していくために、新しく入ってくれる一年生にも、後輩にも考えていてほしいと思います。
長々と読んで下さり、ありがとうございます。
それでは、失礼します。
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