お世話になっております。
2年の井手沙緒里です。
本日の練習報告を致します。
本日470は、終日九州470に参加致しました。
スナイプは午前にセーリングを行い、午後は台風の影響による強風のため、全日本スナイプの積み込みや整備を行いました。
また、本日は牧野先輩(H29年卒)に470の支援艇に乗って頂きました。
心より御礼申し上げます。
以下、今月のブログテーマである
「全日本インカレにかける思い」
についてお話ししようと思います。
私たちが日本一になることを目指してきた
全日本インカレまで17日になりました。
去年のインカレから、ほぼ1年が経ったと思うと本当にあっという間ですね。
最近は特に部活がピリッとしていて、日本一が近づいていると思うとソワソワします。
"日本一"
去年の私がこの言葉を心から実感できたのは、優勝した早稲田チームが、選手・サポート関係なく、ぐちゃぐちゃになって泣きながら笑っている姿を目にした時です。
沢山の真っ赤なウィンブレが一つの塊になっていて、その全体から吠えるような歓声が聞こえていて、誰の顔もキラキラ誇らしく輝いていて。
これが、日本一になるってことか。
と、今でも凄く印象に残っています。
それと同時に
自分は何で、この日この瞬間まで日本一という言葉を、自分の中に落とし込まなかったんだろう。
何で、日本一の努力を捧げてこれなかったんだろう。
と、やるせない気持ちでいっぱいでした。
当時の私はバースダッシュも、九大ファイも、体操で誰より大きな声を出すことも、1番に受付をする為に朝イチで門の前に並ぶことも、1秒でも速く得点を計算することも、掲示板の前にずーーっとはりつくことも、何だこれ...と、意味が分からないままやっていました。
というのも、
私は選手ではない為、レギュラーになって紫色のビブスを背負って、レースに出ることはできません。
たかがマネージャーの1人なのに、何でここまでしなきゃいけないんだろう。1点足りとも九大の得点を直接小さくできないのに、まして自分が前を走れる喜びがあるわけでもないのに、何でこんなに大変な思いをしているんだろう。
どうせレース中、何の役にも立っていないのに、自分がいる意味とかないんじゃないか。
疲れた、眠い、しんどい、辛い、無理。
今思うと、私は無意識のうちに、選手とマネージャーを差別化していて、レギュラーを目指すことさえ許されないマネージャーを、選手より格下に置いて勝手に自分を卑下していたようです。
ですが、それは根本的に間違っていました。
私はマネージャーである以前に、九州大学ヨット部という"チーム"の一員です。
「日本一になるには、日本一に相応しいチームにならなければいけない」
全体ミーティングでよく耳にする言葉ですが、本当にその通りです。
日本一を目指すに相応しいチームに属している身であれば、いろんな面で日本一の努力をしているのは当たり前のことです。そんな簡単に手が伸ばせるほど、日本一は甘っちょろいものではありません。
今までの自分が、いかに舐めて、逃げて、楽をしていたか思い知りました。
なので去年のインカレ後、名乗ることは別として、まずは自分をマネージャーと思うことをやめました。
いちチームの一員として、誰より声を出し、バースを走り、レスキューに乗り、海上運営をし、昼ごはんを作り、事務仕事をし、平日練習に参加し、遠征に行き、行事をこなし、部のことを考え...気づけばヨット部以外のことはどこかに飛んでいっていました。おかげで授業の単位も飛んでいきましたが...(笑)
この1年、マネージャーであることを置き去りにして取り組んだ部活は、我ながらとても充実していたと思います。
今年のインカレには、もちろん去年とは違って"チームの一員"として参加し、日本一を獲るにふさわしいチームとして、全員で優勝を噛みしめたいです。
誰かに負けるために、わざわざ西宮に行くつもりは毛頭ありません。
今年、新西宮ヨットハーバーで大歓声をあげる塊は、紫色を身にまとった九州大学です。
チーム皆がぐちゃぐちゃになって、誰もが誇らしく輝いてる姿を見れるよう、最終レースが終わりAPA旗があがるその瞬間まで、まだまだ日本一の努力を捧げていきたいと思います。
長い間お付き合い頂き、ありがとうございました。
失礼致します。
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