引退ブログ 渡邊由紀乃

お世話になっております。

前主務部長・4年マネージャーの渡邊由紀乃です。

 

一昨日、11月4日をもちまして九州大学ヨット部を引退いたしました。

この場をお借りして引退のご挨拶をさせていただきます。

 

3年7ヶ月前の入学式、冨田先輩と立野先輩に声をかけていただいたのが、ヨット部との出会いでした。

もちろんヨット競技など全く知らず、強引なお二人の圧に押されて、渋々試乗会の予約をしたあの日が、遠い昔のように感じます。

 

1、2年生の頃は日本一を目指す先輩方が選手マネージャー問わず格好良く、眩しく思っていました。

以前もブログで書きましたが、下級生の頃は日本一を他人事のように感じていました。

それでも、同期マネージャーが何名も辞める中、厳しいヨット部を続けてきたのは、ただただ部活が楽しかったからです。同期と馬鹿騒ぎしたり、先輩方とお話ししたり、そんな時間が居心地良く感じていました。部員全員で1つの目標を目指しているにも関わらず、それぞれの個性が存分に発揮されるヨット部が下級生の私にとっては魅力的でした。

 

3年生になり、同期選手がビブスを当たり前のように着るようになってからは、マネージャーの私も「日本一」という目標を強く意識するようになりました。

また、新しくできた部内活性化部(のちの人事部)でなつみさんと活動することができた3年生の1年間は、私にとって本当に財産です。

「自分が部活のためにプラスになると思うことはやってみよう!結果的にプラスにならなかったとしても、マイナスになることは決してない!」

なつみさんの言葉です。

マネージャーは何だってできると教えていただきました。けれど、それまでは型にはまった仕事しかしてこなかった私にとって、アイデアや考えを求められることが難しくもあり、なつみさんに反抗してしまったこともありました。それでも最後まで、私を目にかけてくださったなつみさんには本当に感謝しています。

 

そして、4年生。主務部長という責任のある立場を担う上で学んだことは、周りを頼ることの大切さです。私は口下手なので他人に何かを説明することが苦手で、はじめの頃は主務部の仕事を一人で抱え込むことが多くありました。また、下級生の頃はできていたのに同期に悩みを相談することもできなくなってしまいました。

私が求めたら手を差し伸べてくれる仲間は周りに沢山いて、アイデアも沢山ありました。もっと早くそれに気づけていたら、もっと主務部長として部活のために貢献ができていたのではないかと、今は少し後悔しています。

最後の方は、途中から主務部に入ってくれた川端、美彩、日奈子に支えられ、伸び伸びと活動することができました。3人に助けられました。本当にありがとう。

 

私がここまで部活を続けることができたのは、個性豊かで面白い先輩方、一生懸命で笑顔が素敵な後輩のみんな、そして沢山罵り合った同期のみんながいたからです。私たちの代は決して仲良しこよしではありませんでした。沢山悪口も言い合いました(笑)

それでも大っ嫌いな同期ともう一緒に過ごすことがないと思うと、寂しくて寂しくてたまりません。

みんなと日本一を目指して切磋琢磨できたこと、3年7ヶ月活動ができたこと、誇りに思っています。

 

まだ、西宮から帰福したばかりで悔しさを拭うことはできていません。あの西宮の景色、ディンギーの上で泣く同期の姿、最終レースの後に喜ぶ京都大の選手。

一生忘れることはないと思います。この悔しさを胸に秘め、これまで先輩方に支えられてきた分、今度は私たちが後輩を応援し支えていけたらと思います。

 

今まで本当にありがとうございました。