こんにちは。
470クルーをしておりました、近藤です。
先日の全日本インカレをもちまして現役を引退致しましたのでブログにて挨拶させていただきます。
まずはじめに、僕がヨット部で活動するにあたり日頃よりお世話になった学校関係者の皆様、福岡県セーリング連盟の皆様、ハーバー関係の皆様、ヨット部の先輩方、後輩のみんな、そして家族、色々な人に支えられて無事に引退を迎えることができました。
この場を借りて御礼申し上げます。
僕がヨット部で得た教えに「当たり前のことを当たり前に」というものがあります。
これはもちろん大事なことなのですが、引退してから感じることは少し意味を変えて「当たり前のことは当たり前ではない」ということです。
どう言うことかというと、
学校に通い、ハーバーに行けばヨットがありヨット部のみんながいる。
海上にはマークがうってあり、動画がとられており、昼には美味しいごはんが出てくる。
船やセールが破損したら修理してくれる人がいて、練習の安全を管理してくれる人がいる。
毎年新しいセールがきて、レスキュー艇は気付けば直っている。
レースになれば運営をしてくれる人がいて、先輩が駆けつけてくれる。
遠征になればトラックが来て、備品が揃っていて、宿が予約されている。
当たり前のようにそんな日々を過ごしていました。
挙げるときりがないですが、これらを当たり前のように享受しながなら過ごした日々は決して当たり前のものではないということです。
誰かの当たり前でない努力によって当たり前が提供されている。
僕は本当に幸せな環境の中にいたのだなと感じます。
4年間本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
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僕の4年間を振り返るなかで、大きな後悔があります。
それは一人でプレイしすぎたことです。
自分が上手くなって自分が活躍する、人数が多く競争が絶えないチームの中でそんな考えがあったのだと思います。
実際のところ自分が470チームに危機感を感じ、チームのために考えるようになったのは4年生半ばくらいです。
切磋琢磨のスナイプと出し抜きの470といったような温度差を感じていました。
九大ヨット部には人数の多さという強みがあります。
70人いたら1日の練習で70人分の反省が得られます。
ヨットに乗ってきた時間の長い強豪校の選手を超えていこうというのに1日に1人分の反省では間に合いません。
今日の自分の反省は、昨日誰かがすでにしているかもしれません。
レギュラー争いは熾烈であり4年生はみんな最後こそ自分が!と思うと思いますが、自分が降りても任せられるチーム作りを心がけてほしいと思います。
きっと自分が崩しても団体戦で前を走る頼もしいチームメイトになってくれていると思います。
ぜひともチームで手を取り合って一丸となってほしいです。
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最後に僕がインカレを終えて感じたことを書きます。
「必要なのは自信と度胸」
実力があっても自信がなければ使いこなせない。
実力があっても度胸がなければ発揮できない。
今年の470チームに実力が全く無かったとは思いません。
ただそういった面が足りなかったのかなと感じています。
自信や度胸は実行力とも言えるかもしれません。
練習や大会をこなす中でこういったメンタル面の反省をしてもいいのではないでしょうか。
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引退は義務教育が終わっていきなり外の世界に投げ出されたような気分です。
寂しく心細さを感じますが、これからは自分でヨットとの関わり方を決めれます。
今はまた新たなステージでプレイできることにワクワクしております。
またどこかでみなさんにお会いすることがあると思います。
これからも引き続きよろしくお願いいたします。
以上で引退挨拶とさせていただきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
近藤 瞭
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