『初レース』

 

こんにちは。

3年選手の野妻 快成です。

 

自粛期間が始まってからかなりの時間が経ちました。

海から離れて2ヶ月が経とうとしていますが、最近はヨットに乗っていた時のことをよく思い出します。

 

今回は、僕の初レースの思い出を話そうかなと思います。

興味ないかもしれないですが、お付き合いください(笑)

 

僕の初レースは九州新人戦でした。

 

僕は今までバレーボールをしていて、大会などで緊張することはなかったのですが、、

 

ヨットレースは、海上の雰囲気がピリついていて、スタート前には船がいっぱいいて、ラインが形成されると周りにはいつもの先輩や同期ではなく、他校の船がいて、何もかもがいつもと違い、そんな雰囲気を初めて味わった僕は、『なんか凄いところにきてしまったな。。』という思いでした。

 

いつも通りなのは、クルーの添田先輩(R2年卒)だけでした。

 

初レースだけに、様々なトラブルがありました。

 

まず一つ目は、ブライダルが引きちぎれました。

クローズを走っていたら大きな音と共にブームが下側に流れました。初めは何が起きたのかわかりませんでした。予備ロープで応急処置をしてなんとか帆走しました。

まだ経験も浅かった僕は、船のチェックも不十分で、ブライダルの傷みに気付きませんでした。実力不足です。

 

次に、初めての強風リーチングで沈をして船を壊しかけました。

山を越えた突風が吹く場所で、まだリーチングで後ろの風を見る癖がなかった僕は、ブローで切り上がり爆ヒールしました。切り上がって上に向かうバウのすぐ先に、後続艇がいるのが見えました。『あ、終わった』と思いましたが、間一髪衝突は避けられました。

ですが、沈を起こした時には周りにちゃんと帆走している船はなく、気づけばスナイプと一緒に走っていました(ちなみに僕は470です)。これも実力不足です。

 

(挙げればキリがないので)最後に、割とちゃんと走れて、やっと下マークに到達した時にトラブルが起きました。普段の練習ではなったことがなかったのですが、スピンが干渉して降りなくなりました。テンションを抜いても降りずに結局フィニッシュすることはできませんでした。

これは実力不足ではありません(?)。

 

このように僕の初レースは苦い思い出になりました。

今となっては面白おかしく話せますが、周りの同期がいい成績をとって嬉しそうにする中、その時の僕は正直、話に入りたくなかったです。

帰りのバスの中で同期の佐藤くんの隣で涙が止まらなかったのを覚えています(笑)。

 

思い返せば、今まで苦い思いをしたレースばかりでしたが、負けた悔しさの方が、強い思いに繋がるのかなと思います。

 

敗北も、自分の強みにしていけたらいいですね。

 

全日本インカレで勝つために。

 

思い出話はここらで終わりにします。

 

写真は自重トレに飽きて最近購入したダンベルです。

トレーニングのモチベも下がってきた人が多いと思いますが、強風で悲鳴を上げる腕や握力、ロッキングでパンパンになる足腰を思い出してみて下さい。

飽きたとか言ってる場合じゃないですよね。

頑張ろう九大ヨット部。

 

慣れておらず、拙い文章になりましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

失礼致します。