パクリです。

 

こんにちは、九州大学ヨット部4年の入江透です。

 

学校はオンライン授業で、部活はいまだ活動自粛をしているため学生的には自粛期間がまだまだ続いているような感じはしますが、世間はすっかり平常運転に戻りつつありますね。本当に良かったです。

 

変わったことといえばやはりマスクを着用している人が圧倒的に多いことでしょう。

これからどんどん気温・湿度も上がってきてマスク着用がしんどくなってきますが、エチケットとして当面は必須事項だと思うので辛抱しないといけません。

 

 

 

先日、バイト先の子に「最近何を楽しみに生活していますか?」と聞かれ、パッと答えることができず、少し悲しい気持ちになりました。

 

最近は徐々に自粛要請が緩和されてきているとはいえ、外出は少なくとても単調な生活になっている人は多いと思います。ある程度は仕方ないことだとは思いますが、日々の楽しみがないのは少し寂しい気がします。

 

それから、少し考えてみると意外と毎日楽しみにしていることがたくさん出てきました。毎日更新される漫画アプリで漫画を読むこと、何を食べるか考えること、夜ランニングで海を見に行くこと、そしてブログを見ること。などなど。

どれも小さい楽しみではありますがこれらのおかげで廃人になっていないような気もします。

 

 

 

ここでいうブログというのは、九大ヨット部のブログと京大ヨット部のブログです。どちらもFacebookをフォローしているので毎日読んでいます。いつも楽しみをありがとうございます。

 

最近の京大ヨット部のブログは、「思い出のレース」というテーマのもと毎日更新されています。勝って嬉しかったレースや負けて悔しかったレース、初めて出場した懐かしいレースなど、それぞれが色々なレースについて書いておりとても面白いです。

 

ということで、それを真似して僕も「思い出のレース」について書こうと思います。前置きがとても長くなりましたが、ここからが本題です。

 

 

 

このテーマについて書こうと決めてから、今までのレースを振り返ったのですが、僕のヨット部人生は苦い思い出のレースばかりでした。僕に限らずそういう人は多いとは思います。

 

他大学のことを真似したくせに暗いブログになるのもなんなので、数少ない嬉しかったレースについて書こうと思います。

 

僕の思い出のレースは、2年生の春練習の部内レース1レース目です。僕にとって初めてのヨットレースでした。

 

思い出のレースとはいっても、そのときの僕は周りなんて一切見ておらずテルテール一点集中でした。なので周りの状況といったものはうろ覚えです。

 

当時はH31年卒の八並先輩とペアでした。スタート前に八並先輩が、左海面の奥の方にブローがあると言われて僕たちは左海面に行くことになりました。

スタートして少しして、多くの艇は右海面に行っていることを伝え聞いたことを覚えています。

 

とはいっても不安に思うことも焦る気持ちもありませんでした。あまりよく分からなかったので。笑

 

しばらく走っていると、突然メインシートが重くなり船が傾くようになりました。

ん、風速が上がってきたな。と思っていました。

そう思っているうちにどんどん風速はあがり、オーバーパワーとなりました。6〜7m/sくらいだったとは思いますが、当時の僕にとっては初めての風でした。メイントリムもまともにやったことがない入江少年にとって、とんでもない強風に感じました。

 

船が傾いたら手を伸ばすという運動を必死にやっていると、八並先輩が「下の船を見ろ!」とおっしゃいました。(どのタイミングかは覚えていませんがどこかでタックをしてポートになっていました)

言われた通り下の船を見てみると、オンデッキでゆっくり走っている船がたくさんいました。そのとき初めてものすごくいい順位であることに気がつきました。

 

おそらく絶望的なボートスピードだったとは思いますが、圧倒的風速差により上マークを2位で回航しました。(1位は多分一緒に左海面にいた船でした)

そのままの順位で下マークに到達すると、1位の船がマークを間違えて回航して、僕たちが完全に棚ぼたで1位に躍り出ました。

そのままフィニッシュをして、初めてのヨットレースを1位で飾ることができました。これほどまでに綺麗なビギナーズラックはそうそうない気がします。

 

 

 

このレースを思い出し、書いているうちにとても懐かしく感じました。このときは今よりももっと純粋にヨットを楽しんでいたような気がします。

学生ヨットも残り半年を切りました。出来る限りヨット競技というものを楽しんで残りの期間を過ごそうと思います。

 

 

写真は、思い出のレースの一つである学内新人戦の様子です。ロールかけすぎて沈しまくった1レース目でした。

 

 

失礼いたします。