引退ブログ 川野由美子

 

平素よりお世話になっております。

前マネージャーリーダー、主務部長の川野由美子です。

 

まずは4年間支えてくださった関係者の皆様、帆友会の皆様、育ててくださった先輩方、部活生活を支えてくれた学科の友達、ずっと応援してくれた元同期や高校の友達、他大のヨット部友達、家族、お陰様でかけがえのないヨット部生活を過ごすことができました。

本当にありがとうございました。

 

 

四年生までの三年間はひたすら当時の四年生に追いつきたい一心でした。 

生意気なところもあったと思いますが色々な景色を見させてもらい考えさせてもらったこと、沢山部活で笑いあったこと、忘れたくない大事なものです。

 

 

そして、

この一年は本当にあっという間でした。

あの開所式がついこの前のように思います。

 

「19人最後までみんなと一緒に駆け抜けたい」

 

代交代ミーティングの時にマネージャーチームに話した言葉です。

 

私は結果主義だ、これは0か100かの世界だ、と周りにはよく言っていましたが、今振り返ってみると実際はこの言葉が全てだった気がします。

 

10/8、インカレが25人しかいけないと知り、時間がない中選択を迫られた時、自分の無力さに愕然としました。

 

勝ちに拘った選択をしたとしても最後まで後輩の皆んながついてきてくれないのではないか。

マネージャーとして"チームマネージャー"を目指してきたのに最後はバラバラになるのではないか。あの後輩はどんな気持ちになるのか。この後輩はどんなことを思うのか。4年間隣にいてくれた同期マネを守れているのか。果たしてこの選択に価値はあるのか。

 

 

怖い。

こんなことを思ったのは初めてでした。4年間色々ありましたが、この時期が間違いなく1番苦しい時期でした。

周囲から言われる「インカレがあるだけ幸せ」という言葉に異常に反応してしまい、耳を塞いで聞かないようにしていたと思います。

 

引退まで、いや今日まで、みんなの気持ちを真正面から聞いてあげられなくてごめんね。

 

たくさん悩ましてごめんね。

 

11/3、全てのレースが終わった時にマネージャーリーダーとしてマネージャーに優勝旗を持たせれなかったこと、同期マネとして同期選手に笑顔で引退させることができなかったこと、大好きな先輩たちの思いに応えることができなかったこと、もう2度とリベンジすることはできないと思うと行き場のない虚しい気持ちになりました。

もっとあの時自分が強くいられたらなんて考えたりもします。

 

インカレを思い出すこと自体今は回避していて、この気持ちの整理は2週間経ってもできていませんが小戸に帰ってきて久しぶりにみんなの顔を見て一つ気持ちを変えてくれたことがあります。

それは、

 

「19人1人も欠けることなく最後まで一緒に走り抜けた」

  

 

この事実です。私自身とても救われました。1年間誰もやめなかったのは勿論、最後まで諦めず、環境を言い訳にせず、九大らしいサポートを模索して一緒に駆け抜けてくれたみんなこそがヨット部で得られた1番の財産だなと強く思います。それだけで幸せです。

 

心から、ありがとう。

 

サポートは今年小戸と和歌山に分かれて行いました。小戸組は歯痒い気持ちの中、自分達で考え、提案し、やり遂げてくれました。遠征計画部の美来と美遥にはたくさん迷惑かけたね。和歌山組は殆どバースにいれない程の仕事量をいろんなプレッシャーを背負ってやり遂げてくれました。後輩3人本当に頼もしかったよ。

 

他の人からなんと言われようと私はこれがベストなサポートだったと思うし、一人一人が誇りです。

 

でも、結果は一生ついてきます。

本当に一生だと思います。

だからこそ1年間やってきたことを美化することなく反面教師にして欲しいです。

 

私自身4年間マネージャーの存在意義を模索しながら過ごしてきました。ボランティアではない、コーチでもない、大会の主催側でもない、選手のように自分の決定でレースに勝つこともない。

 

マネージャーはマネージャーでしかないです。だからこそきっと無限大の可能性があるだろうなと思います。伸び伸びと自由に新しいマネージャーチームを作ってほしいです。

 

一つ声を大にして言いたいことがあります。

新しい、というと表に立つことに目が行きがちですが裏で支え、頑張る誰かがこの部活にはいます。

 

大丈夫。

誰かちゃんと見てるから。

 

今年外部の方から九大の強みはマネージャーと言っていただく機会がありました。

私が見てくれる人はいるのだなと感じた瞬間でした。

 

私は1年間みんなのこと見てたよ。

頑張ってる姿に沢山力を貰いました。

 

周りと比べずに、周りを比べずにチームで戦って欲しいです。

 

自分自身のために、チームのために。

両方失わないで。

 

ずっと応援してるからね。

 

九インを突破しインカレに連れて行ってくれたかっこよくて頼もしい同期選手。我儘な私のことを今まで会った誰よりも理解して4年間ずっと側に寄り添ってくれた同期マネ。

最高な1270日だったよ。

みんなと同期で良かったです。

 

最後になりましたが、

応援してくれた関係者の皆様

大好きな先輩方

愛おしい後輩達

大切な11人

 

今後の人生幸せでいられることを心から願っています。

 

キラキラした4年間をありがとうございました。

 

川野由美子