7月18日 練習報告

お疲れ様です。今日の練習報告をいたします。午前中は上下回航とスタート練習、合同ショートレースを行い、午後はセーリング、ロングレース練習、三角上下(470級)を行いました。

本日は、村上先輩(S38年卒)にA級ディンギーに1年生を乗せていただき、ご指導していただきました。

また、牧野先輩(H29年卒)にスナイプのご指導をいただきました。誠にありがとうございました。

 

さて、今月の2、3年生のブログのテーマは「モチベーションの上げ方」です。皆さんは、一つの物事を極めようとするときにどれくらいの年月がかかるのかをご存知でしょうか。僕の先生とも言える人が言うには、一つの芸事について「1000日で凡人、10000日で達人に到る」とのことでした。負けたくない、努力しなきゃ、と言う気持ちがどれほど強くても、気の遠くなるような遠いゴールを意識すると心が疲れてしまう時もあるのでは無いかと思います。しかしこのようにモチベーションがマイナスに落ち込んでしまっていては、とても成長は見込めないでしょう。今回はどのようにすれば一度落ち込んでしまったモチベーションをリセットし、向上心を養うことができるのかということについて僕が発見したことを書きました。

 

僕は美味しくて健康的な料理を作ることが好きです。大学の勉強(オンライン)以外にやることもなかった1年性の初めの頃は1日3食新しい料理に挑戦することもありましたが、部活やバイトを始めると忙しくてお弁当を買うことが増えました。さらに、時間がない中で効率的に娯楽に浸ろうと、見られていなかったアニメなどを食事中に消化してしまおうとしていました。ところが先日久しぶりに夕食を3品自分で作った際にこの生活に変化がもたらされ、モチベーションにも影響を及ぼすことになりました。作ったのはシンプルな物ではありましたが、これを食卓に並べいつものようにパソコンを開いてNetflixを見ようとした時、強烈な違和感に襲われました。これで本当に美味しくご飯が食べられるのか、と思ったのです。僕はパソコンを閉じ、代わりにお気に入りのコンポでジャズを流しました。その夕食は非常に甘美なものとなりました。食べても食べても箸の勢いは落ちず、料理が喉を通り過ぎたそばから自身の体を形成していくような、そんな活力に満ちた食事でした。翌日は部活だったのですが、突然普段を大きく上回る意欲が湧き出し、入念な準備をして臨むことができました。では何故たった一回の料理がここまでモチベーションを引き上げてくれたのでしょうか。おそらく、それは料理が自分にとっての「アイデンティティ」だったからだと思います。健康的で美味しい食事を自分で作り、それを集中して全力で食べると言うことが僕の存在というものを確立させる土台となっていたのです。そして人は自分を定義してくれることや場所さえ見失わずにいれば、どんな困難にも怯まずに立ち向かうことができるのではないでしょうか。だからもし困難を前にして心が衰弱してしまったときには、自分が今まで大切にしてきたものが困難に立ち向かう中で見失われていないかを再確認し、それを取り戻すということが復帰への第一歩となるのではないでしょうか。

 

ブログは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。