お世話になっております。
昨年度スナイプリーダーを務めさせていただきました足立拓馬です。
引退してからすでに丸2日経ちましたが悔しい気持ちは全く晴れる気がしません。この悔しい気持ちは多かれ少なかれこれからずっと残っていくと思います。
団体戦は実にあっけなく終わってしまいました。結局ハイクアウトをしたのは個人戦を含めて1日と1Rのみ。団体戦の最後2日はほぼ風が無くて、あれだけ練習でハイクアウトしてきたのになんで最後は吹いてくれないんだと思いながら海に浮かんでいました。そういうところはヨット競技の難しいところでかつ面白いところだと思います。
僕は中学生の時から学生ヨットを始め、そこから合計10年間ヨット部に所属しました。ヨットという競技はたくさんの人やお金で成り立っているスポーツです。
家族、監督、顧問、学校関係者の方々、ハーバー関係者の方々、OB・OGの方々、などたくさんの人の支えがあってこその10年間であるということは忘れてはいけません。今まで活動を支えてくださり、本当にありがとうございました。
高校3年生の夏頃に高校の顧問の先生に九州大学ヨット部を紹介していただき、ブログやPVなどを見たのが九州大学ヨット部に憧れたきっかけでした。その憧れだった九州大学ヨット部を引退すると思うと感慨深いです。
1年生から3年生はただひたすらにヨットを楽しんでいましたが、スナイプリーダーとして過ごした最後の1年間は4年間の中で1番苦しかった1年間でした。代交代後やオフ期間にたくさんの時間を費やしてミーティングを重ね、自分たちの代の指針ややりたいことを決めました。しかし、コロナ禍で思うように実行できなかったり、レースが無くて自分たちのレベルや今やってることが合っていることなのか分からない、など問題点はいくつも湧いてきて、正直個人的にヨットと向き合う余裕はあまりありませんでした。それでもちゃんとヨットに向き合って皆で試行錯誤しながらやれることをやったつもりです。結果を出すことができず、そこは本当に、本当に悔しいですが、未練はありません。
悔いなく終わることができたのは幸せなことだと思います。
後輩たちに最後伝えたいことは、何より最後までヨット競技を楽しんでほしいということです。僕個人は今年1年間で勝手に悩んでヨットを楽しめてない時が何度かありました。特に新歓期間は新入生にヨットの好きなところを全然言えず嫌いになっていることに気づいてとても辛い期間でした。それからもう一度好きになれたのは今の新2年生が入部してきて楽しそうにヨットに乗っているところを見て、ヨットを楽しまないとだめだと気付かされたからです。あんなにヨットが好きだった僕が嫌になるんだから嫌いになることは誰でもあると思います。そんな時こそ周りを頼って、ヨット競技を全員で楽しんで乗り越えていってほしいと思います。最後まで夢中になってヨット競技を楽しんでください!
この九州大学ヨット部でヨットの技術面はもちろん、人間的にも大きく成長させていただきました。ここで得た経験を生かして次の目標に向かって進んでいきたいと思います。
4年間本当にありがとうございました。
最後に、4年間僕を支えてくれた同期たちへコメントを残して終わろうと思います。
同期へ
4年間お疲れ様でした!
部活初日から倒れたり、経験者なのに沈起こしで骨折したり、血尿出したりと身体弱めのキャラ?だったけどなんとか卒部までこれました。揉めることもあったけど皆仲が良くてすごく居心地が良かったです。そんな最高な同期たちと優勝して終わりたかったけどそれは叶わなくて、選手としてもリーダーとしても力不足で申し訳ないです。もう皆と練習することは無いと思うと本当に寂しいけど、皆と目標に向かって走り抜けた4年間は宝物です。最初から最後まで幸せな4年間を本当にありがとう!
お世話になりました!
以上です。
失礼します。
足立拓馬
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