引退ブログ‐西真優子

お世話になっております。

九州大学ヨット部前選手管理部長の西です。

 

早いもので、引退してからもう2週間が経とうとしています。部活のない土日は、やっぱりなんだか変な気持ちです。好きなだけ寝たあとに起きれるし、夜更かししても怒られないし、たくさん遊んではしゃげもします。でも、後輩が部活をしているのをブログで見ると、ああ、部活っていいなあ、行きたいなあ、と思ってしまいます。早く部活のない日常に慣れないといけないです。

 

さて、引退ブログということで、この4年間を振り返ってみたいと思います。

 

まず、右も左も分からなかった1年生。同期マネージャーは個性が強くて、それぞれがそれぞれに強みを持っていて。とにかくついて行くのに必死でした。私の4年間の目標である先輩と出会ったのも1年生の時です。無駄のない海上運営のために声を張り、自ら動き、後輩の失敗は全部自分で背負う、こんな先輩になりたいと強く思ったのを覚えています。

 

憧れの4年生が引退し、後輩を迎えた2年生。最初は先輩風を吹かせてかっこいい2年生を演じたかったのですが、どうやら私にその素質は無かったようです。2年生の思い出は、遠征計画部で夜中の12時までおにぎりを待つためにトランプをしていたことや、しおり作りなど、遠征の占める部分が大きいです。美来と一緒に、「やらない後悔よりもやる後悔」というスローガンを掲げ、全日本インカレの仕事を全うしたことは今でも忘れられません。

 

コロナ禍の中、もがき、あがいた3年生。この時初めて選手管理部に配属され、幹部として部署長をさせて頂きました。出来たての部署をどう動かせばいいのかわからず、本当に多くの先輩に相談に乗っていただきました。本当にありがとうございました。和花さんに築き上げて頂いた部署の基盤をいかに良いものに出来るか、わくわくと不安と期待とそわそわで感情がずっと迷子でした。それでも、二千夏がやってみましょう!面白そうですね!って言ってくれたおかげで、1歩踏み出して色んなことに挑戦することが出来ました。

 

いよいよラストイヤー、4年生。同じ部署長として、昨年度の反省を生かし、沢山考えて、たくさん動いたつもりでした。選手に何が出来るかを4人で話し合って、いいと思うことは全部やって、選手に吸収させ、データで還元し、色々工夫してきたつもりでした。それでも、インカレの結果が全てです。全然足りなかったです。

私たち選手管理部の役務分掌は、選手が最高のパフォーマンスができるようなコンディション管理を行うことでした。選手がインカレまであんなに努力して、あんなに考えて、あんなにきついことにも耐えて頑張っていたその成果を、最高の形で蒲郡で出すことが出来なかったことが本当に悔しくてなりません。完全に力不足でした。

もっとあれをやっていれば、これをやっていれば、というたらればは引退した今でも沢山出てきます。だから、後輩達には二度と私たちと同じ思いをしてほしくないです。

 

二千夏。私を支え、わがままを沢山聞いてくれてありがとう。二千夏じゃなかったら、こんなに自由に、やってみよう、と思えなかったと思います。そして二千夏がいろんなアイデアをくれたからこそ、選手管理部はここまで大きく成長できたのではないかと思う。いつも完璧な仕事ぶりで、的確な判断を下す二千夏が羨ましくてしょうがなかったです。二千夏が部署長なら、絶対に素敵な部署になると思います。

 

稜太朗。いつも野々花とバチバチで、なにか仕事ができれば僕やります!が口癖で、二千夏と同様なんでもテキパキこなしてくれたね。途中からは何も言わなくても自主的に行動してくれ、常に出来ることを探しているその姿勢は本当にかっこよかったです。男子でマネージャーでやりづらいこともあったかもしれないけど、絶対に選手との架け橋になってくれるでしょう。未来の部署長候補として、野乃花とずっとバトってください。応援しているよ。

 

野乃花。野乃花もこれまた出来る後輩で、私は部署長としていつも情けなかったです。稜太朗を意識して、出艇の回数で競い合ったり、仕事を奪い合ったりしているところが可愛くて、でも同時に本当にすごいなと思っていました。1年生の初期の初期から毎日部活に来ていて、やる気とエネルギーに満ち溢れている姿に、いつも元気をもらっていました。本当にありがとう。

 

怒られそうなので追記ですが、稜太朗も毎日部活に来て頑張ってくれていました。ありがとう。

 

文章があちこち行き来していて見づらいかもしれないので、最後にインカレを終えた今の気持ちと、同期への言葉を持って締めたいと思います。

 

先程も書いた通り、私たちの結果は目標とはかけ離れているものでした。最終レース、何も出来ないまま海に浮かんで終わったその瞬間は、曳航しないと、連絡しないと、とその場の仕事に追われていました。が、曳航中に早稲田大学が喜んでいる姿を見た時、初めて、自分たちは負けたんだと認識させられました。悔しいなんて言葉じゃ言い表せない感情が湧き出し、溢れる涙を堪えていたのを覚えています。この感情は帰ってきた今でも消えないし、たぶん一生忘れることはないと思います。

だからこそ、後輩達には後悔しない日々を過ごしてほしいと思います。後悔しないなんてどうやったら分かるの、と思うかもしれませんが、その時手を抜いたかどうかだと私は思います。あの時あれをしとけば、という後悔は、絶対に自分のその時の行動に自信がなかったり、少し適当になっていたり、そういう少しの積み重ねからきていると思います。ずっと全力でいるのは難しいと思うし、きついとも思います。それでも、全てのことに全力投球してほしいです。

 

同期へ

4年間本当にありがとう。なにか書こうと思ったんだけど、なんにも出てきません。ごめん。みんなには感謝しかないです。一緒に目標に向かって努力することが出来て、楽しかったです。

レース技術部のみんな。たくさんわがまま言って、喧嘩もして、困らせてごめんね。

マネージャーのみなさん。身勝手な行動でたくさん迷惑かけてごめん。だいすきです。

 

 

最後に、ここまで九州大学ヨット部にたくさんの愛を頂き、様々なご支援を頂きましたハーバー関係者の皆様、学務の皆様、OBOGの皆様、保護者の皆様。九州大学ヨット部を応援して頂いた全ての皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

 

4年前の新歓で、ヨット部に出会わせて頂いて、入部して、4年間続けられたことは私の誇りです。

本当にありがとうございました。