こんにちは。
4年マネージャーの原田です。
私は昨日までとちぎ国体にプロテスト事務局として参加していたので、そこで感じたことを書こうと思います。
そもそも私がなぜとちぎ国体に運営で参加したかというと、コロナの影響で使用されることが多くなったオンライン公式掲示板を使った大会運営やzoom審問のハンドリングの経験があり、国体も同じような仕様で運営するということで派遣依頼を受けたためです。この1年間、4年にも関わらず大会のたびに陸上運営に入ってるなーと思った人もいると思いますが、それも国体に向けた特訓のためでした。
今回の国体はいわばその集大成であり、このブログも少々長くなりますが、興味があれば最後までお付き合いください。(一番伝えたいことは「最後に、…」のところなので、そこだけでも読んで頂ければ嬉しいです笑)
まず、どんな環境であろうと、1歩先を考えて積極的に動くことは変わらず大切だと思いました。具体的には、これまでRRS .orgというサイトをオンライン公式掲示板として使う大会運営を7回経験してきたのですが、日本の仕様になっていない部分もまだまだあり、使いながらだんだんシステムを理解してきました。その中で、システムの使い方でミスをしやすいポイントも分かってきたつもりなので、事前にそのポイントを共有しておくことで、今回大きなミスを防げたと思います。ですが、初対面の方々も多くいる中で、「一番下っ端で国体未経験の私なんかがこんなこと発言していいのかな…」と思って萎縮してしまった部分もあったので、どんな環境でも進んで行動する勇気は必要だと改めて思いました。
加えて、ミスの予防だけではなくて、問題が起きた時にその後どう動くかも重要です。国体という大きな大会で多くの方々のバックアップがあれど、九大のレスキュー艇によくありがちなトラブルがPCボートで発生したり、備品を積み忘れるという初歩的なミスが起きたりしていました。ですが、その後それらがまた起きないように翌日どう体制を変えて動くかを考えて実行することによって、だんだんとよくなっていったと思います。そんなことを話し合った事務局ミーティングは、まさにいつものマネミーティングに参加している気分でした。
また、国体は10種目あるということもあって、PCメンバーはジャッジ・事務局合わせて27人という大所帯でした。普段の大会だと後輩と一緒に数名で行っていた事務局の作業も今回は初対面の方も含めた7人で行うということで、ならではの難しさがあったと思います。
大人数で動く際に一番大事なのは情報共有と的確な役割分担だと感じました。
自分がこれからしようとしていること、したこと、解決すべきタスクや課題など、一人だけが把握しているという状況だと、仕事が重複したり、誰も行わないまま放置されてしまったりということが起きます。そのため、すぐ動くスピード感も大切ですが、まずは情報共有を徹底させなければいけないなと思いました。
また、1人に仕事が集中してしまうとその人に余裕が生まれず、そのほかのタスクが滞ってしまうことになります。そのため、一人ひとりが役割を抱えつつも、それ以外のことにも柔軟に対応できる程度の役割分担をすることで、複数のことを同時にスムーズに進められると思いました。
最後に、この1年色んな大会運営を通じて、大切だと思ったことが2つあります。
1つ目は、セーリング競技に関わる以上は、それぞれの大会に適用されている全てのルールをしっかり理解し、守るということです。それは出場する選手だけに関わらず、支援者であるマネージャーも含めた“大会に関わる全員が”です。RRSやNoR、SI、各クラス規則、学生の大会では学連申し合わせ事項など、大会に適用される全てのルールは選手全員が公平公正に大会を遂行するためにあります。その選手のためのルールを選手自身、ましてや支援者が破ることはあってはなりません。プロテスト委員会という、ルールを扱う組織のそばで活動してきたからこそ、インカレを目前に控えた今、全員に改めて気を引き締め直してほしいなと思いました。
2つ目は、大会運営に関わってくださるすべての人への感謝の気持ちです。大会を開催するにあたり、数えきれないほど多くの方々がいろんなことを想定し、事前に準備をたくさんしてくださっているおかげで、大会が開催され、私たちが参加することができています。大会に参加できることを当然のことと思わず、感謝の気持ちを持って臨む心掛けがまだまだ私たちには足りないと感じました。少なくとも、ルールを守って大会に参加するということが、一つの敬意を表する手段になると思うので、全てのことは1つ目の「ルールを守ること」に集約されるのかもしれませんね。
そして、個人的には、この1年で様々な大会を通じて北は北海道から南は鹿児島まで、たくさんの方と出会い、お世話になり、改めて人との繋がりの大切さを実感しました。このブログを目にするかどうかは分かりませんが、これまで様々な大会でお会いした全ての方々に、この場を借りて感謝申し上げます。
写真は、国体でもらった木のコースターです。まさに、“いちご一会”の大会でした。
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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