引退ブログ-徳永美遥

お世話になっております。

九州大学ヨット部前遠征計画部長の徳永です。

 

まず、平畑前監督をはじめとする帆友会の先輩方、山口顧問や学校関係者の皆様、ハーバー関係者の皆様、県連の皆様、保護者の皆様など、九大ヨット部の活動を支援、応援してくださった皆様。代としてご迷惑をおかけすることばかりで、腹立たしく思われることが多かったのではないかと思います。申し訳ありませんでした。それにもかかわらずいつも支えていただき、応援していただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

九大ヨット部として活動してきた4年間、様々なことを経験していろんな感情を抱いてきました。その中でも一番多かったのは、きつい、しんどいなど負の感情ばかりでした。

 

下級生のときは下っ端の仕事ばかりで、それが当たり前でしたがきつかったです。早起きしてレスキューチェックをしたり、寒い冬にマーク上げをしたり、分からない単語だらけの議事録を取ったり、これは下級生がやって当たり前だったので特別褒められることもなく、ただ耐えることしかできませんでした。遠征計画部では、電話が苦手でおにぎりの注文をするだけで辛いと思ってしまいました。一個下にはマネージャーが入部せず、これが2年続きました。

 

最上級生になると、自分の行動や判断に責任を持つようになりました。レスキュー隊長や遠征計画部長を任されるようになり、もし何かトラブルや不都合があれば全部自分の責任になってしまうという恐怖と戦い、1年間常に頭を回転させていました。結局、最後まで自分の判断は正しかったのか、全員が納得いくものだったのか分かりませんでした。部をまとめて引っ張っていく難しさ、部員との衝突など壁にぶつかる度に自分に自信がなくなっていきました。2年続いた下級生生活よりも遥かにしんどい1年でした。

 

きついことばかりでしたが、当然学んだことや得たものもたくさんあります。

 

自分の見えないところでも頑張っている人がいるということ

一緒に頑張っている仲間を大切にすること

一人じゃ何もできないから人を頼るということ

いつもどこかで誰かが応援してくれているということ

自分の頑張りは部に貢献しているということ

当たり前のことなんてないということ

 

下級生のときは気づけませんでしたが、部員全員の行動や周りの支えにより九大ヨット部が構成され、創られていると4年生になって気づくことができました。励まして応援してくださる先輩方、頑張っている同期や後輩がいたから今まで頑張ることができました。

 

全日本インカレの最終日、風がなくAPA旗があがりノーレースで終わりました。APA旗があがるホーンの音と同時に、暫定成績が一位だった早稲田大学の歓喜の声が琵琶湖中に響きました。その瞬間は今までの人生の中で一番悔しく感じてしまいました。きっとあの光景を忘れることはないと思います。それほどに自分も他のみんなも、この日のために準備してきて、この大会にかけていたんだと実感しました。

 

平日も海に出て練習していた選手はもちろん、主務部、人事部、広報部、会計部、選手管理部、練習安全部、遠征計画部、学連部の全部署がインカレに向けて本気で取り組んでいたと思います。それに加えて得点班、申告班、備品班も入念な準備をしてくれていました。他にも私の見えないところで頑張ってくれた人もいるかもしれません。それほど全員が頑張ったのに、結果はついてきませんでした。上位校との大きな差を痛感しました。

 

後輩のみんなには、勝って良い景色を見せることができなくてごめんねと伝えたいです。でも、一緒に戦ってくれてありがとう。みんなが頑張る姿は私の原動力でした。遠征計画部のみんなには伝えたけど、みんなの支えなしではここまで頑張ることはできませんでした。支えたつもりはないと思われるかもしれないし、私が下級生だとして4年生にこう言われても理解できなかったと思うけど、4年生になればこの気持ちがきっと分かるはずです。みんなにはまだ時間があるし、勝つチャンスがあります。来年の全日本インカレ、小戸で堂々と優勝してほしいです。ずっと応援しています。

 

先輩方には、琵琶湖まで足を運び応援していただいたのに、遠くからも応援していただいていたのに、良い結果をお知らせすることができなくて申し訳なく思います。今まで無礼を働いたりたくさんご迷惑をおかけしたこともありました。申し訳ありませんでした。先輩方の支えは心強く、琵琶湖で姿を見るだけでとても安心できました。現地に来られない先輩方からの応援メッセージも大変嬉しく思いました。最後までご声援いただき本当にありがとうございました。

 

最後に、同期のみんなへ

ぶつかることもあったしたくさん不満もあったけど、特に選手4人は同期が辞めていく中で最後まで頑張る本当にすごい人たちだと尊敬しています。辞めると言って迷惑をかけてしまったときは申し訳なかったけど、そんな私を見捨てず一緒に頑張ってくれてありがとう。4マネのみんなは誰よりも強く、優しい心を持っていて、尊敬できる人たちです。こんなに良い人たちに出会えてよかったです。

 

4年間ありがとうございました。

 

以上を持って引退ブログとさせていただきます。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

失礼致します。

 

徳永美遥