お世話になっております。
九州大学ヨット部新4年の久保春喜です。
この一年間470リーダー兼レース技術部長を務めます。
宜しくお願いいたします。
ブログで思いを長く書きすぎると読者の方々が胃もたれするかと思い、今までは「1ブログ1にやり」をテーマに比較的短い文章を書いてきました。しかし、今日のブログは新幹部挨拶ということもあり、お世話になっている先輩方、保護者の方々、そして一緒に頑張っている部員のみんなに向けて、決意表明の意味も込めて思いをつづろうと思います。皆様、臭いなと思っても、おなか一杯になっても最後まで読んでいただければ幸いです。
「いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。」
高校生の頃、模試で出会った岡本太郎の言葉です。影響を受けやすかった当時の僕はすぐに本屋に駆け込んで岡本太郎の本を買ったのを覚えています。それから岡本太郎のように激しくいきたいと思い、なるべく大変そうなことに取り組んできました。
英語を勉強するために一人でフィリピンに行ったのに、タガログ語で現地の男性に言い寄られたり、知らない大人と仲良くなり色々なことを教えてもらったり、大学受験で志望校を上げて受験し返り討ちにあったりしました。不思議なもので、失敗したらダメになるかもしれないと思いつつ、意地でもやり通すことで情熱が湧いてきたりするものです。そしてその行動の結果がどうであれ振り返るとそこに後悔はありません。
大学の部活でもそうだと思います。勉強やバイト、研究や趣味などいろいろしたいことは山のようにあります。高校の同級生が他の分野で頑張っているのを見て焦る自分もいます。ヨットで結果が出ないまま、勉強もバイトもおざなりになってしまうんじゃないかという怖さを抱えつつ、それでも意地で全部やり切ってやろうと思い、全てに取り掛かることで生きている感じがします。今の努力が将来報われないんじゃないかと思うと足がすくみます。それでも今、すべてをささげてやることが大事なのだと思います。
470リーダー、そしてレース技術部長としての僕の目標は、チームを勝たせることです。みんなで小戸の海でたくさんの人に応援してもらってメダルを掲げて喜びあいたいです。
早いもので、96代が始まってからもう1か月が経とうとしています。小戸の海でメダルを掲げて喜ぶという夢を叶えるためにはあと11か月しかありません。練習時間に換算するともっと短いです。目標に対して今の自分たちの実力は関係ありません。叶えたい目標があるのであれば、そこまでの道のりをみて、できることを、ただがむしゃらにやっていくだけです。
残り11か月は僕のすべてを捧げてヨットに取り組みます。先輩方にはたくさんお世話になることがあると思いますが、応援してくださるとうれしいです。
部員のみんな、九大の意地を全国に見せつけてやりましょう。
一年間よろしくお願いいたします。
失礼いたします。