試験官のおじさんから学んだこと

こんにちは!

マネージャーリーダーの西森野乃花です。

 

 現在私はテスト期間真っ只中で病みかけております。いよいよ「単位やばい」が冗談にはならない段階になってきてしまいましたので3年生では気持ちを切り替えて、まずは全授業に出席する事を目標に頑張りたいと思います。

 

 幹部ブログは回ってくるのが早くてテーマも決まってないので、何を書こうか常に頭を悩ませています。チャームポイントについて書こうかとも思いましたが、特に長々と書くエピソードも無かったので困りました。ちなみに私のチャームポイントは自己肯定感がかなり高い事だと自負しています(笑)。これについては内容がしっかり固まってからまたいつかブログに残したいと思います。

 

 新2年生の船舶免許試験が今週末に控えているとのことなので私の去年の試験について書こうと思います。

 

 まず、学科試験について。何故か試験勉強のやる気が出ず、学科試験の勉強は一夜漬けになってしまいました。過去問も全てには目を通す時間が無くて、まぁなんとかなるだろうと思い徹夜の状態で会場に行きましたが、同期たちが内容の復習をしているのを聞くと知らない単語のオンパレードで、「お前終わったやん。おつー。来年も頑張れw」と金子に言われたのは今でもはっきりと覚えています(笑)。なんとか合格点に達しましたが、本当にヒヤヒヤでした。

 学科試験を終えてからは実技試験の開始を待っていました。合格して一安心したのも束の間、実技試験にロープワークがあるという事を直前に知り、選手にひたすらに叩き込んでもらいました。その甲斐あって試験で出された二重結びは難なくクリアしました。同期のみんな助けてくれてありがとう…(笑)。いざ出航して始まった実技試験、序盤はかなり順調で苦手だった後進もきちんとできました。ただ、問題は人命救助と離着陸でした。一緒に試験を受けていた金子が練習でマークを回収する時の様に、身を乗り出して人に見立てた旗を回収しようとした時「危ないじゃないか!!」と大きな声で試験官に止められていました。また、私が着岸する時もいつも練習でやっている勢いで、ロープを持って桟橋に飛び乗った時「危ないでしょ!!」と注意されました。

 

 試験を受ける時、私はとにかく合格することだけを考えて試験項目をこなしていくという気持ちでいましたが、試験官が見ていたのはできるできないだけではありませんでした。人命救助でも離着岸でも、海上においてまずは自身の安全が最優先だ、と試験が全て終わってから試験官に言われました。形だけできていてもダメで、その行為の本質を理解する事・物事を想定する力が求められていました。

 ヨットとは自然と向き合うスポーツで、普段は大きなトラブルもないので忘れてしまいがちですが、常に死の危険と隣り合わせの状態に晒されていることを忘れてはいけません。人間は決して自然に抗えないのですから。オフ期間で緩んでいるであろう気持ちを引き締め直して安全第一で春練習に全力で取り組もうと思います!

 

 新2年生のみんな、出艇前の安全点検や、発進停止の時の前後左右の確認も、ただ形だけこなすのではなく、何故その行為が必要なのか考えながら取り組んでみてね。桟橋に飛び移ったり、スロットルをニュートラルに戻し忘れて席を離れたりするとかなり怒られます(笑)。一夜漬けもおすすめはしないのでしっかり準備して頑張ってきてください!

 

 写真は一年前、試験前に必死に復習している陽日葵とロープワークをしている瑞紀です。時の流れは本当に早いですね。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました!失礼致します。