下剋上

皆さん、こんにちは。
副将の黒田大樹です。

全日本インカレまで残り5日となりました。
他水域からどんどん大学が集まり、その雰囲気を楽しむ事ができます。

さて、本日が僕の現役として最後のブログのようです。

最後のテーマとして、今年のスローガンである『下剋上』について書こうと思います。
このスローガンの発案者は同期の西本でした。
最初は下剋上と聞いてもあまり良い響きを感じられず、反対派だった僕ですが今では大好きなスローガンです。

突然ですが、みなさんは下剋上を経験した事はありますか?
僕の中で下剋上と言えば2年の夏練習でのレース練習です。
同期の西本と乗り、初めて先輩方より前を走れた貴重な経験でした。(上マークまででしたが、、)
下剋上とは下の立場、状況にいる者が上の者に対して勝ることです。
その意味の通りに考えるとただ勝つというだけで無く、上の相手に勝つという難しい勝利です。

この言葉をスローガンにしたのは今の自分たちの力が過去の九州大学ヨット部と比べて実力が劣っている事実を受け止め、それでもなお先輩方が成し遂げられなかった全日本インカレ総合3位という結果を成し遂げたいという思いがあります。
今年の代は4年生が2人だけ、470にもマネージャーにも4年生はいません。
どんなチームにしたいのか、どんな練習なら良いのか、様々な事を模索し続けました。
新しいヨット部の体制になり、今年の代での1日のスケジュールや練習内容、コロナで失われていた行事の復活など多くの活動がありました。
なかなか上手くいかない事も多々ありました。
それでも走り続けた1年だったと感じています。
そんな96代ヨット部の活動も残り2週間もありません。
僕たちのここまでの活動が良かったのかどうかは来週の全日本インカレの結果で決まるでしょう。
ただ、多くの練習を重ね、出場する大会で確実に皆が成長を感じているのではないでしょうか。
僕はこの代でなら下剋上を達成できるという思いが日を重ねるごとに感じています。
全日本インカレを楽しみだという部員が多くいるようですが、そういう点でも尚更僕自身楽しみです。

470チーム、
4年がいない中で、伊井を中心にここまで走り続けてくれた事はとても誇らしいです。
一人一人のヨット上達への意識が確実に成績にも表れています。
今までの小戸での練習が必ずインカレで活かせるはず、共に下剋上しよう。

スナイプチーム、
海上での練習や夏の遠征、様々な活動でたくさんの学びを得られました。
全日本個人戦での下剋上の機会はもうすぐそこです。
最後の1分1秒まで全力ハイクアウトで共に走り切ろう。

マネージャーチーム、
3年生中心に海上練習や部署の仕事、大会のサポート、本当にありがとう。
僕たち選手は君たちの存在があるから海上で練習できて、レースに集中できています。
最後のインカレも選手を信じて待っていてほしい。

泣いても笑っても終わりは来ます。
この代でできる事、残り時間は限られていてもまだまだあるはずです。
今年1年の自分たちの活動を信じて、最後の最後まで部員全員で走り抜けよう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
最後は恒例のこの言葉で締めさせて頂きます。

全日本インカレまで残り5日。
勝ち上がれ、『下剋上』