こんにちは。
主将の西本かなでです。
全日本インカレまで残り4日となりました。今回のブログが現役最後のブログのようです。
インカレに向けての自分の気持ちと部員に伝えたいことを書きます。
私は去年の琵琶湖インカレも2番艇として出場しました。
大会に出る前は、どんな結果になるか楽しみでワクワクしていましたが、いざレースに出てみると思うように前を走れず、人生最大の焦りとプレッシャーとまた悪い点を取るのではという恐怖と、様々な負の感情に押し潰され、思うように走ることが出来ませんでした。
言い訳ではありますが、自分のメンタルすら保つことが出来ず実力を出し切れなかったことずっと後悔をしています。
そんな中で下剋上というスローガンを考えました。代交代では、実力と現状を認め、覚悟を決めて努力しよう、という意図は伝えましたが、誕生秘話や自分の思いなどは敢えてあまり深くは話しませんでした。自分の考えを押し付けるのではなく、みんななりにこのスローガンに意味と思いを付け加えて欲しいと思っていたからです。
この1年間活動して、私は下剋上というスローガンから、「チャレンジャーであることを忘れずに最後の最後まで戦い抜くこと」ということを学びました。例えば九イン団戦の総合優勝はフィニッシュまで全員が一点に拘った故の優勝です。
1人でもどこか違うところでジャイブしていれば、どこかで前の1艇を抜かすことを諦めていれば、サポートチームが少しでも違う動きをしていれば、この結果はなかったかも知れません。
最後の最後まで戦い抜くこと、どんな状況だとしても僅かな希望でも全力を尽くすこと。この泥臭さや意地は、負ける悔しさを知っているチャレンジャーだからこそ出来ることで勝つために大切なことと思います。
どんな景色を見たとしても、いつも通りに全力を出し切り、楽しむ心を忘れずに必ず前を走ってきます。
最終レースのフィニッシュまで駆け抜けます。
長くなるかもしれませんが、部員のみんなに伝えたいことがあるのでそれも書きたいと思います。
レギュラーのみんなへ
下級生が多いチームなので、経験の少ないビックフリートへの怖さやレギュラーとしてのプレッシャーに潰されそうになったり、不安を感じている部員もいるかと思います。
今は楽しみだと感じている人でも、なかなか思うような結果が出なかったり、予期せぬトラブルに見舞われることもあるかも知れません。
そんな中でも絶対に楽しむことと、実力を出し切って後悔のないレースをすること、この2つを忘れないでください。色んな大変なことがありながら、ここまで頑張ってきたのを見てきたし、みんなが実力を出し切れば速いことも知ってます。
最後まで気持ちを1つにチームの代表として戦い抜こう。
サポートのみんなへ
いつもサポート本当にありがとう。
支援艇からの声援や海面の情報提供、正確な得点班、徹底的に準備をしてくれている備品班、外部との架け橋の広報、得点に直結する申告班、すべてのサポートチームのことを信頼しています。
何より、今大会で運営に入る人達には伝えたいことが沢山あります。
まずは準備等も含めて運営に協力してくれてありがとう。
きっと運営ではなくサポートに回りたかったと思っている人もたくさんいると思います。綺麗事に聞こえるかもしれないけれど、運営も大切な役割で、九大ヨット部のサポートメンバーであることに変わりはないです。
別行動になり会場で会えるタイミングは少ないかもしれない、直接結果を見届けて貰うことは出来ないかもしれない、でもみんなで力を合わせてこの1年間頑張ってきたことは絶対に変わらないし、ここまで来れたのはみんなのおかげです。君たち1人1人の存在があってこその96代ヨット部です。
1人でも欠けていればこのチームは無かったと思います。
最終日、みんなでメダルを持って写真撮影ができるように、一緒に全力を尽くそう。
全日本インカレはどんな結果になるか分かりません。このチームならみんなで下剋上を果たせるのではないかという強い思いもある一方、結果そのものよりも部員全員が実力と全力を出し切り、結果に悔しさはあったとしても、1年間してきたことや大会での自分の頑張りに後悔はないと言い切れる大会にして欲しい。
今持つ全てを出し切ることは簡単なようでとても難しいこと。でもチャレンジャーの私たちが勝つためには絶対に必要なことです。
このことをどんなときでも忘れずに全員で1点に拘り、勝ちに行こう。
11/5インカレ最終日、部旗を掲げて着岸出来ることを楽しみに、このブログを終わりたいと思います。
最後に、ここまで支えて下さった全ての方々へ、恩返しが出来るように部員全員で目標に挑みます。ご声援の程よろしくお願いいたします。
逆境を乗り越え、九大の名を全国に
獲ろうメダル、見せよう下剋上
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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