引退ブログー黒田大樹

引退ブログ 黒田大樹

 

 

平素よりお世話になっております。

九州大学ヨット部前副将、学連部長、帆友会部長を務めておりました、黒田大樹です。

 

11月5日をもって九州大学ヨット部を引退させて頂きました。

現在の正直な思いとして、まだ実感はありません。

引退後も地元開催のインカレの片づけ等でハーバーには毎日訪れているからでしょうか。

引退を実感するにはもう少し時間が必要みたいです。

 

引退ブログとして、お世話になったヨット部の活動を振り返ってみたいと思います。

 

1年生。

現在の4年生は新型コロナウイルスの影響により入学後に新歓活動を直接受ける機会がありませんでした。そんな中、たまたま見たヨット部のPVに心を惹かれ、DMを送ったのが入部のきっかけでした。仮入部という形で受け入れてくださり、週一でヨットの座学や先輩方との交流をオンライン上で行っていました。実際に入部したのは9月の中旬ごろだったかと思います。当時の芝さんたち4年生の先輩方はあっという間に引退を迎えられましたが、ヨット部のカッコよさを魅せてくれたことは忘れません。

 

2年生。

代が変わり、実際にヨットに乗るようになりました。ペアを組ませて頂いた藏藤さんをはじめ、スナイプの先輩方や西島さん、千尋さんをはじめとする当時のOBOGの先輩方にはたくさんのことを教えて頂きました。朝、外に出ると真夜中のように暗く、8時には出艇していた春練習が懐かしく感じます。新人戦がコロナで中止になり、藏藤さんと公式戦に出場できなかったことは今でも心残りです。

その後、同期の西本と乗るようになりました。お互い分からないことばかりで、先輩方との差ばかり感じる日々が続きましたが、夏のレース練習で1上までだけでしたが、先輩方の前を走れたこと、その景色を見て本当のヨットの楽しさを感じました。

 

3年生。

蒲郡インカレが終わり、初めて後輩と乗ることになりました。前田と乗った日々は、分からないことが多く悪戦苦闘の繰り返しでした。新人戦で結果を残すことは叶いませんでしたが、ここでの経験は沢山の気づきを得られました。

その後、再び同期の西本と乗るようになりました。チームのレギュラーとして初めて七大戦や団体戦に出場しました。社会人の義龍さんと初めて全日本スナイプにも出させて頂きました。多くのレースを経験しましたが、最後の琵琶湖インカレも含めてなかなか結果を出すことができず、特にヨットで思い悩むシーズンでした。

 

4年生。

神風監督、航輝コーチの新体制となり、ヨット以外の多くのことで悩み、それでも考え続けました。コロナ以前に行っていた行事の再実施やスポンサー契約、外部コーチの招集など自分たちの代で沢山のことに挑戦しました。年代の離れた先輩方や部員のご家族の皆様、スポンサーの方々と関わる機会を頂き、ヨット部という組織、そして支えてくださる方々の存在の大きさを知りました。もちろん大変なことばかりでしたが、その結果として今まで以上に応援されるチームへ成長したと感じています。

ヨット自体もその学びと楽しさを特に感じる1年でした。少しの間だけ林と乗り、艇として正しいことを後輩に教えられるようになりました。鈴木と乗った新人戦では公式戦初のトップホーンを鳴らしました。その後、松永とペアを組み、1年4年ペアで最後の個人戦に出るとは思いませんでしたが、何とか予選も通過しました。ただこの時点で七大戦にレギュラーとして出ることはかなわず、チームのメンバーのレースを応援しながらも、どこかもどかしい思いで葉山を後にしました。最初で最後の全日本個人戦からは藤本と乗りました。普段の練習や大会、他大学との練習を経て自身が付き、チームとしても城ケ島カップを経てより勢いを感じました。インカレ初日を総合7位で終え、絶対に行けると確信していましたが、2日目に大きく順位を落とし、3日目のBFDでインカレ最後のレースを出ることすらかなわぬ結果となりました。

小戸でここまで微風が続くのは予想外でしたが、それでも結果は実力通りなのでしょう。もし風が吹いていたらというタラレバは通用しません。最後は本当に、本当に悔しかったです。着岸時に駆けつけて頂いた先輩方に4年間、お疲れ様と声をかけて頂き、そこでヨット部の終わりを感じました。簡単にはサングラスを外せなかったです。悔しさなのか、西本と2人で最後までやり切ったからなのか、どちらもあるとは思います。

 

以上が僕の九州大学ヨット部でした。結果はどうであれ、改めてヨット部として活動できてとても楽しかったです。多くの先輩方、後輩たち、そして西本と活動できたことは本当に幸せでした。後輩に伝えたいことは引退挨拶で伝えたとおりです。まだまだこれから活動を続けられる後輩たちが羨ましいですが、1人のOBとして微力ながら九大ヨット部をサポートしていきたいと思います。

 

岡部会長、平畑前監督、神風監督、航輝コーチをはじめとする帆友会の先輩方。

入部から始まり引退に至るまでたくさんのご指導、誠にありがとうございました。先輩方が大好きなヨット部の魅力を最大限感じることができました。結果として恩返しができなかったことは本当に申し訳ないと思います。ただ自分の経験を活かし、これからできることを後輩たちに還元していきます。今まで本当にお世話になりました。

 

4年間最後までともに乗り切った唯一の同期へ。

4年間ともに活動できたことは誇りです。どんな時も一緒に戦った思い出は忘れません。入部して活動を続けてこれたのはあなたの存在があってこそだと思います。お疲れ様でした、そしてありがとう。

 

最後になりますが、山口顧問をはじめとする大学関係者の皆様、今年度多大なるご支援賜りましたスポンサーの皆様、1年間ご指導いただきました原コーチ、ハーバー施設関係者、並びに県連の皆様には、4年生が2人と少なく、ご迷惑をお掛けする機会もあったかと思いますが、1年間チームをご支援、ご声援頂き誠にありがとうございました。皆様のお力添えがあり、1年間無事に活動を続けることができました。今後とも九州大学ヨット部を宜しくお願い致します。

 

幸せな4年間を送ることができたヨット部には改めて感謝の意を表したいです。

本当にお世話になりました。

以上で僕の引退ブログとさせて頂きます。

 

九州大学ヨット部前副将

黒田大樹