引退ブログー鈴木英心

お世話になっております。九州大学ヨット部前学連部長の鈴木英心です。

 

11月4日をもちましてヨット部を引退致しました。

4年間ヨット部の活動を支えて頂いた監督、コーチ、山口顧問をはじめとする帆友会の先輩方、家族、活動に携わって頂いた全ての方々に心より感謝申し上げます。皆様のお力によりここまで事故なく、全力で活動を続けることができました。誠にありがとうございました。

 

既報の通り今年も目標達成はおろか1桁の順位にすら届かない結果に終わりました。約100年の歴史の中で一番になろうと始まった代でしたが例年通りの結果となってしまいました。しかし、いい所が全くなかった訳ではありません。スナイプ6レース中オーバーパワーコンディションは3レースあり、そのレース全てで目標としていた1レース70点に抑えることができました。これは確実に今年の強化方針である日本一のフィジカルと主に夏練習での強風域での出艇時間による成果だと思います。

 

僕は日本一に憧れてヨットを始めましたが日本一に手は1度も届かず引退することになりました。また4年になってからは、なかなか勝てない九大でも、大学から始めたとしても勝てるという希望を後輩たちが持てるような成績を残すことも役目だと思い活動してきました。

今年全日本のタイトルに3度参加し、いずれの大会でも目立った成績を残すことができず非常に悔しく、残念に思います。

 

最後のなので4年間を軽く振り返ろうと思います。

 

1年生。とにかくみんなで筋トレしてました。4年の先輩方がとにかくキラキラしていて楽しい1年でした。

 

2年生。泣くほど寒い春練から始まり前田に勝てず毎日涙目で着岸していた夏練、同期で僕だけ出れなかった琵琶湖インカレと、とにかく辛くて一番思い出に残る1年でしたが今思い返すと楽しかった1年でした。

 

3年生。この頃からだんだん成長が結果として出てきました。初めての全日本の舞台だった全日本スナイプ、個人戦。そして小戸インカレ。大会ごとに成長が結果として表れ純粋にヨットを楽しめた1年でした。

 

4年生。1番成長できた1年でした。今まで学び、考え、打ってきた点が形になりかけていました。ただあと1歩、2歩足りなかった。越えようとしていた先輩方も、ずっと憧れていた日本一もまだ先にありました。

 

4年間を振り返って後悔していることは山ほどあります。ただこの4年間、24時間、365日ヨットについて考えてきました。いい加減で中途半端な僕ですがこれだけは自信を持って言い切れます。それほど魅力的な競技であり、夢中にさせてくれる環境でした。

 

 

最後に後輩達にメッセージを残して終わりにしようと思います。

 

「君達ならできる」

 

みんなが言うことだし、何の根拠もないし、可能性も見せてあげられなかったけど自分と周りの仲間を信じて明るく元気に、最後まで諦めず目標に向かってひたすらに努力を続けてください。

 

 

 

九大ヨット部で過ごした4年間は最高に楽しく幸せでした。ありがとうございました。

 

九州大学ヨット部前学連部長

鈴木英心