お世話になっております。
九州大学ヨット部前帆友会部長の金子朔也と申します。
今回引退ブログを書くにあたり、人のブログを見ちゃうと絶対に引っ張られてしまうので見ないようにしようと思っておりましたが、実際はブログが気になり毎日のようにチェックしてしまいました。
みんなのブログが僕の最近の元気になっているというと、過言ですね。
さて、みなさん最近はいかがお過ごしでしょうか。僕は靴を履くのが億劫でサンダルで外出し、寒すぎて後悔する毎日を過ごしております。昨年までであれば寒い中での部活動を想像してベットの中で憂鬱になっていた金曜日ですが、ただ暖かい毛布に包まり7,8時ごろまで寝続ける最高の金曜日に変わりました。
また、今は進捗0の卒業論文を教授含め研究室全員に煽られながら全力で進めているので休まる時間はありませんが、終わってしまえば部活に使っていた時間が丸々浮いてしまう事が億劫でなりません。スケジュールを埋めるのに最適な何かを知っている方がいましたら是非教えていただきたい。
今16日の16時半にブログを書いているのですが、J24の大会が今週末にあり目標体重が67キロ、現在の体重が68キロです。計測はと21の二回行われるのですが、明日の体重測定で目標達成をしたいが為に明日の朝までご飯を食べないと決心しました。初めての断食が春練習の寒さ・夏練習のバカな練習量と同じくらい辛いと実感しております。
引退ブログなので近況報告はこの位にします。
まずは、引退した感想ですが意外に悪くないです。卒部したので時効って事で言いますが(現役の時も言っていたかもしれません)僕にはそこまでヨットに対する熱意はなかったんじゃないかと思います。練習はキツイし時間は長いし期間も長いし。寒いし暑いし。おまけに同期はみんな馬鹿みたいに上手い。熱意もある。不思議でたまんなかったですね。気持ちの温度差で毎日風邪をひいてもおかしくないですね。
じゃあなんで僕が4年間ヨット部を続けられたんでしょうか。
周りの人には、恐らくあの先輩・同期・後輩がいたから・・みたいな事を言われますが、僕的には全く関係ないと思います。
僕が考えている4年続けられた理由は、「卒部したかったから」です。キモいでしょう。僕もキモいと思います。
基本的に自己肯定感は高いですが、それは人生でサボったことは多くても逃げたことはなかったからなのかなと思っています。なので、大学時代の全てと言っても過言ではない部活から逃げたくはなかったんだと思います。
だからなのかスーツを着て、前で話して、97代を解散した時に、すっごく不思議な感覚を覚えています。
「達成感」を一番初めに感じた後に「気楽さ」「寂しさ」「申し訳なさ」等のいろんな感情が一気に押し寄せてきて「はあ、終わったなあ・・終わったんや!終わったんや?終わったんか・・」です。うまく表せないですが、現役の皆様は引退の時にわかるので良いでしょう。
意外と多い熱意微妙勢の方々へ向けて。同期の皆んなからは僕が君たちの為になっていたんじゃ無いかと言われるんですが、本当にそうなんでしょうか。そうだったら嬉しいです。最後に軽くメッセージを送ろうと思います。僕としては、君がいつ辞めても良いですですが、後輩や同期には今まで一緒に頑張ってきた歴史があろうと関係なく、卒部の際に君の存在を思い出すことはありません。僕も2年の時に退部した大好きな同期がいましたが僕以外がインカレ期間含め退部以降思い出すことはほぼなかったのではないでしょうか。ですが、おそらくみんな最後まで一緒にいたメンバーは嫌でも忘れられる気がしないんですよね。不思議なもんです。
熱意なんか適当に周りに合わせればちょっとだけ分けて貰えるので、毎朝とりあえずハーバーに足を運んでみてください。
ここからは打って変わってヨット部でよかったと思うことを思いつく限り書ければなと思います。
・後輩になる事ができた・先輩になる事ができた・休みの日に何しようかと悩む事がなかった・楽しかった・人の動かし方を知れた・敬意を持った態度がなんとなくわかった・メールはある程度マシになった・ブログを書く毎に自分の知らない自分が知れた・痩せた・ウィンブレが万能・メリハリのある生活・帆友会部長を経験できた
軽くこんなもんでしょうか。多分もっとあります。
特に幹部になってからは楽しかったですね。伸び伸びやってました。自分でも意外なことに、後輩のためにする努力は好きでした。自分が向いている仕事やそうで無い仕事。自分に関するいろいろなことが知れたり、得意でない事が得意になったと自覚する日が来て嬉しかったり。
帆友会部でOBの先輩方と話す機会がよくあり、全員がおっしゃるのはヨット部では「人間力」が養われる。という事でした。実際3年までは意味がわからなかったですが、本当の意味で4年生になった時にやっとなんとなくですが理解できたと思っております。
中途半端ですが、こんな感じで最後のブログを終えようと思います。
拙い文章ですが、最後まで見ていただきありがとうございました。
失礼いたします。
九州大学ヨット部前帆友会部長
金子朔也
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