こんばんは
レース技術部長をつとめていました伊井宥景です。
まず始めに、ヨット部の活動を見守り、指導してくださった神風監督、田中航輝コーチ、
岡部会長をはじめとする帆友会の先輩方、県連の皆様、学校関係者の皆様、ハーバーの職員の皆様、保護者の皆様、そして今津漁港の皆様、この場を借りて感謝いたします。
”人生には超えられない壁があるのだな”、そう思い知らされた。それが僕が得た学びです。
ヨット部に入部してから、全インまで自分は”人にできて自分にできない事はない”そう思って常に練習してきました。これは今年レギの活動の中でも他大学がやってるなら、今までの先輩たちがやってきたのなら、自分たちにもできる。できないのは言い訳でしかない。
必ず自分たちにもできるはずだと、必ず超えてやると信じて努力してきたはずでした。しかし、その努力は全く足りていなかったようです。入部したときからずっと自分たちの代で目標達成してやると思ってきたはずでした。
どれだけやってきたとしても結果こそがすべてです。ここまで大きく、厚い壁だった事を予想していなかった自分が情けなく、一緒に頑張ってきてくれた仲間に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
もっと練習すれば良かった、もっと追い込めば良かった、何がよくなかったのか明確には分かりませんが、自分に技術的にも精神的にも力が足りていなかったことは明確でした。目をつむれば、もう一回がない絶望感が毎日、毎夜自分を襲ってきます。去年の反省をすればするほど、絶望が大きくなり、端の見えない大きな壁が目の前にそびえ立っているような感じが今でもします。
結果を出すことの難しさは自分でも分かっていたつもりでした。それでも今までの短い人生で経験してきた中で一番悔しい結果でした。だからこの悔しさは今後後輩たちにはしてほしくない、そうおもってここからの文章は書こうと思います。
努力というのはいくらでもしていいんです。死ぬ気でやってみるからその先が見えて、やり過ぎたなとか反省が出てくるわけです。やってもないのに、文句なのか、推測なのかわからない事を考えるのはやめた方がいいです。とにかくやってみたらやったやつにしか見えない景色がみえるはずです。
結果が出ることをおそれるのではなく、結果を出してやるんだという強い気持ちが必要です。
”誰かが自分の努力をみている”なんてのは、だだの気休めの言葉でしかありません。自分でもやり過ぎた、それでももっとやれる、そう思って、そう行動して、どんどん成長していってください。
その原動力は知識や筋肉やボートスピードではありません。
”勝ちたい”という気持ちと”気合いと根性”以外の何者でもない気がします。
ヨット部は努力しているやつを笑う様なチームではありません。周りにやり過ぎだろといわれるくらいやってみればいいんです。めったにやり過ぎなんていわれることはありません。
昨日より成長を、前のレースよりも良い順位を、去年よりも1つでも良い順位を、そして、去年のインカレよりもよりよい順位をとる。そう思って何かチャレンジして、なんとか結果につながるような練習をしてください。
No attack,No chace です。
努力しすぎて死ぬ人はいません。
きっと君たちならできるはずです。ファイト!
最後にいつもブログの最後に書いていた言葉を説明しておこうと思います。
”partido a partido”
あるサッカーチームの監督の言葉です。直訳すれば1試合1試合という意味になりますが、本当に伝えたいことは
”次の日、次の練習、次の試合に自分のすべてを捧げろ”という意味です。己の道を信じて、突き進んでいってください。
今年一年間、支えてくれた同期と後輩のみんな、走り抜けてくれてありがとう。
お疲れ様でしてい! Hasta la vista !
以上で引退挨拶とさせていただきます。
九州大学ヨット部前レース技術部長
伊井宥景
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