お世話になっております。
九州大学ヨット部主将の林駿希です。
先週末に共通テストが終わり、気温も上がってきて、少しずつ春の訪れを感じています。
昨日、塾講師として指導している生徒が赤本を解いている姿を見て、受験生だった頃を懐かしく思い出しました。私は浪人を経て九州大学に合格しましたが、その浪人期に学んだ大切なことの一つに「スケジューリング」があります。今日はそのスケジューリングについて、私が意識している3つのポイントをお話します。
1つ目は「実現可能性」、2つ目は「メリハリ」、3つ目は「自分自身の理解」です。
1. 実現可能性
スケジュールを立てる際、現実的に実現可能かどうかをよく考えることが大切です。自分の実力でギリギリ達成できる難易度の目標設定は成長につながりますが、明らかに無理な計画を立てるのは避けるべきです。理由としては、目標が達成できなかったときに劣等感を抱きやすいことや、休憩や睡眠時間を無理に削ってしまい、結果として効率が悪化する可能性があるからです。
2. メリハリ
2つ目は、休憩をしっかり取りつつ、作業のメリハリを意識することです。私は受験生の頃、「ポモドーロ・テクニック」(50分勉強し、10分休憩するサイクル)を活用していました。この方法は、一見休憩時間が多く見えるかもしれませんが、休憩中に進捗を確認したり、解けなかった問題の解法を思いついたりと勉強効率を上げる効果があります。また、「休憩を多めに取る分、勉強中は他人以上に集中しよう」という意識を持つことで、結果的に高い集中力を発揮できました。
勉強法に悩んでいる現役部員のみなさん、ぜひ試してみてください!
3. 自分自身の理解
最後に大切なのは、自分自身を理解することです。たとえば、ポモドーロ・テクニックは私のように集中力が長続きしない人には有効ですが、集中力が途切れにくい人には適さないかもしれません。また、家ではダラダラしてしまう人は、図書館や塾で勉強したり、友人と一緒に昼食を楽しむことをモチベーションに頑張るなど、環境を工夫することが効果的です。自分の性格や特徴に合った方法を見つけることが、スケジューリングを成功させる鍵だと思います。
今回は「スケジューリング」をテーマにお話ししました。勉強面の話が強くなってしまいましたが、これらのポイントは部署の仕事や部活の技術面など、スケジュールを自分でたてて、目標達成に向けて行動する全ての分野にも応用できると思います。特に、自主性に重きを置いている九大ヨット部等では尚更必要な力になると思うので僕自身もこの力をより一層身につけていきたいです。今朝、意気揚々と「早起きしてランニングをする!」という完璧なスケジュールを立ててみました。起床後すぐに爽やかにランニングを始める予定だったんです。ところがどっこい、実際に目が覚めたのは朝10時。しかも、枕元に置いたはずの目覚ましはどこかで静かに息絶えていました。明日からはこれを踏まえて寝坊までスケジュールに入れようと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
写真は2次試験が終わった後にふとその場で撮ったものです。永田のブログで書いてたように受験が終わった瞬間はとても晴れやかで、その心境を表しているかのような天気が写真からもわかると思います。共通テストで心が曇ってしまった人も2次試験終了時までは何があるかわかりません。最後に晴れ晴れした気持ちで終えれるように頑張ってください!

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